強力ステープラーをリニューアルしました

ビジネス等で大量の書類をとじるのに活躍している強力ステープラー。

従来の操作力の軽さは活かしたまま、最大とじ枚数約210枚から240枚という機能性の向上に加え、ハンドルや用紙奥行きゲージの形状、色合いにもこだわった、軽い力でしっかりとじられる強力ステープラーを2017年12月にリニューアル発売しました。

【機能アップ】

通常、ステープラーはとじ枚数を増やすと、とじミスの発生率が高まる傾向にあります。そこで、とじ枚数の向上と、とじ不良率の低減の両立に挑戦しました。改善ポイントの仮設を立て、設計見直しを行い、信頼性、耐久性、強度試験による検証を繰り返し行うことで、多枚数の用紙を軽い力で、また失敗が少なく安定してとじられる製品を完成させることができました。

【デザイン】

従来は、ハンドルの滑りやすさを滑り止め塗装で抑制していましたが、特殊な環境下ではまれに経年劣化を起こすことがありました。

そこで、滑り止め塗装を行わずにハンドル形状の工夫で対応できないかと考えました。

男女の使用比較シーンを動画に撮り、ハンドルの押し方を研究。試作を重ね、片手、両手とさまざまな使い方がある中で、手にフィットするラウンド形状と、両サイドの指を置けるくぼみをつけることで、滑り止め塗装をしなくても滑りにくく押しやすいハンドルを実現しました。加えて、用紙奥行きゲージには、とじ枚数の目安がわかりやすい目盛りをつけ、用紙あて部の形状に工夫をすることで用紙角に斜めとじが可能になりました。

【色の工夫】

オフィスの空間に合った色として、主張しすぎることの無い白、黒、紺の中から検討。白は汚れやすく、黒はシックになりすぎて空間の中で暗く重たいイメージ。多種多様な空間にも違和感なく馴染む色として、旧タイプの青よりも深みがある紺色を選びました。また、針交換用レバーの色を、目に入りやすい明るい黄色にしたことで、商品のイメージが堅く重たくなりすぎず、ちょうど良いバランスに落ち着きました。

カタログやネットで実物を見ずに購入されることが多い商品ですが、“実際に触ってもらえれば、従来品から格段の進歩を実感していただける”そんな商品です。また、多枚数の用紙を失敗が少なく安定してとじられるのでお薦めです。

同シリーズで、品番:SL-M200(最大とじ枚数役70枚)、SL-M210(約100枚)もあわせて本体カラーをリニューアルしています。

強力ステープラー

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