従業員とのコミュニケーション
従業員 従業員とのコミュニケーション
考え方
2030年、多様化な人材の価値を引き出し社会課題を解決して新たな価値を創る会社になるために、オープンで風通しがよく、異なる価値観のメンバーとも様々な実験を通じた価値創出ができる組織風土の醸成を目指しています。
また、第3次中期経営計画Field Expansion 2024(FE2024)においては、コクヨの働き方をハイブリッドワークやプロジェクト型の働き方に変えていくため、従業員が互いを尊重し、必要な情報に誰でも気軽にアクセスでき、試行錯誤を繰り返しながら価値を生み出すという実験カルチャーが定着することを目指します。
しくみ
従業員サーベイ(ストレスチェック)
コクヨグループでは、法令に基づき、年1回『ストレスチェック』を実施しています。
その集団分析結果や残業時間データ、ヒアリング等により課題を抽出し、働きやすい職場環境を実現するために、組織と人事担当部門が対話をしながら自律的な解決を促進しています。
パルスサーベイ
コクヨ株式会社と株式会社カウネットで月に一度の短いサイクルでPDCAを回せるパルスサーベイを開始しました。目的の一つは、チームや職場の状態を把握し、メンバー間の話し合いや上司部下の対話のきっかけとして活用してもらうため。目的のもう一つは、長期ビジョンの実現に向けた新しい働き方や取り組みなど、各施策を進めるなかで、経営層が現場や従業員の状態をよりタイムリーに的確にとらえるためです。毎月継続することで、チームや組織のコンディションを常に意識する習慣ができ、立場に関係なく従業員が対等に会社のことを考え話し合えるような風通しのよい企業風土の醸成を目指しています。
2022年の取り組み
タウンホールミーティング
2022年5月に統合報告書を発刊し、パーパスを「ワクワクする未来のワークとライフをヨコクする。」と発表しました。パーパスは自分たちにとってどういうことなのか、この言葉をどのように捉えて活用していけばよいか、対話をしながら考える場としてタウンホールミーティングを実施しました。
社長賞
社長賞は、「コクヨの価値向上に貢献した活動」を表彰するものとして、2020年度に新設された表彰制度です。第2回となる2022年の受賞に輝いたのは『国立競技場スタジアムチェアープロジェクトチーム』。
2020年1月にオープンした国立競技場(観客席数約6万席)に、コクヨの新しいスタジアムチェアー「Centura(センチュラ)」を納品(※)したチームです。
「Centura」は、スリムなフォルムでありながら、安定感のある座り心地を実現したスタジアムチェアーで、森の木漏れ日をイメージしている観客席では、複数色をランダムに組み合わせて自然との調和を表現しました。
初めて対面式で開催されたセレモニーでは、記念品としてオリンピックになぞらえたガラスメダルやブーケと共に、英邦社長直筆のメッセージカードが一人ひとりに手渡され、温かい拍手の中、皆さんの笑顔あふれるひと時となりました。
納品は国立競技場向けの特別仕様品です。当社が一般販売する標準品とは異なります。
社内表彰制度(メリハリチャレンジ)
コクヨの第2次中期経営計画の運営テーマである「メリハリ倍速運営」にもとづき、「自ら考え、実行する人を評価する」風土を醸成することを目的とし、そのための「Bottom Up, Top Pull」(現場が気づいた課題や改善案を経営が拾い上げて活かしていく)の実現として、2019年にスタートしました。
2022年は以下の2種類の賞について表彰しました。
トッププル賞・・・メンバーの成長やパフォーマンスを上げるリーダー(他薦)
メリハリ実践賞・・・メリハリ倍速運営につながる改善や挑戦を実践している人やチーム(自薦他薦)
事業や地域ごとに表彰を行い、その後、役員の審査により全社で1名(組)の「オブザイヤー」を決定しました。その表彰された取り組みについて、社内報などを通じて全従業員と共有しました。