中期経営計画

基本方針

当社グループは、将来にわたる企業のありたい姿を「コクヨは、商品・サービスを通じて、顧客の創造性を向上する価値を提供することにより、人々のより良い はたらく・まなぶ・生活する“Quality of Lifeの向上”を実現し、社会の役に立つLife & Work Style Companyを目指す」としています。また、中長期の経営課題を「低成長の脱却」としたうえで、中期経営計画を進めております。
2016年12月期よりスタートした3ヵ年の中期経営計画「価値創造にこだわる自己改革~Value Transformation 2018~」において、営業利益率2%~3%で低迷する「低収益体質」の改善に取り組みました。
なお、2018年11月28日に、2019年12月期を初年度とする3ヵ年の第2次中期経営計画を発表しました。
また、目指す姿の実現及び中長期の経営課題を解決するための次なるテーマを「事業規模の持続的成長」としました。足元の収益性の改善が進みつつある今こそ、中長期の取組みとして、成長が望める新しいエリア及び顧客ニーズを取り込むことで、事業規模の拡大を目指します。既存事業の収益性維持・強化に加えて、成長領域・新規領域での拡大(売上高1,500億円~2,000億円)により、中長期の到達イメージを2030年に全社で売上高4,500億円~5,000億円、営業利益8%~9%としています。なお、2030年をゴールとした「長期ビジョン2030」を2021年に策定・発表する予定です。
第2次中期経営計画の概要につきましては、以下としております。

2030年到達イメージ

2030年に売上高4,500億円~5,000億円に到達することをイメージ
既存事業の収益性維持・強化に加えて、成長領域・新規領域での拡大を目指す

第2次中期経営計画の基本方針

持続的な成⾧力の獲得
Smart & Sustainable Transformation 2021

3ヵ年における重点方針

  • 1.メリハリを意識したスマートな稼ぐ力の向上
  • 2.中⾧期事業成⾧を前提とした効率的な事業運営

事業ドメインの設定

中⾧期でどの事業をどのように成⾧させるかを常に明確にし、従来以上に改善や成⾧に挑戦モノ視点から将来の顧客ニーズの変化を捉えたコト視点へ転換のため、3つの事業ドメインを設定しております。

ドメイン設定による事業区分変更

事業ドメインの運営

これまで以上にダイナミックな改善及び大胆な成長に事業本部を超えて挑戦するために、将来の顧客ニーズの変化をとらえたコト視点での3つの事業ドメイン(空間価値、ビジネスサプライ、グローバルステーショナリー)を設定しました。これにより、それぞれの事業ドメインの戦略方針を、売上の成長率及び事業の収益性・効率性等によって明確化し、よりメリハリのある投資及びリソースの配分を行います。

戦略投資の強化

第2次中期経営計画における3ヵ年で、既存設備更新等の定常的な投資とは別に、戦略投資枠として約150億円を計画しておりましたが、経済環境の変化を受けて、一旦取り下げることと致します。今後開示予定の2030年をゴールとした「長期ビジョン2030」及び第3次中期経営計画の中で将来に向けた戦略投資方針を説明させて頂きます。

目標とする経営指標

第2次中期経営計画の最終年度である2021年12月期の財務目標数値は、足元の経済環境の変化を受けて、当初の目標数値を見直すことと致しました。新たな目標数値を以下のとおり修正致します。

第2次中期経営計画(2019年度~2021年度)目標数値

(単位:億円)

  2019年12月期 2020年12月期 2021年12月期
  実績 予想 当初目標 修正目標 当初目標比
売上高 3,202 2,960 3,460~ 3,050~ △11.8%
売上総利益
(率)
1,139
(35.6%)
1,056
(35.7%)
1,278~
(37.0%~)
1,093~
(35.8%~)
△14.5%
(△1.2pt)
営業利益
(率)
167
(5.2%)
124
(4.2%)
215~
(6.2%~)
130~
(4.3%~)
△39.5%
(△1.9pt)

※ 2020年12月期の数値は、2020年第3四半期決算発表時点の予想数値です。

株主還元について

株主還元方針としては、引き続き株主の皆様への利益還元に努めます。配当額につきましては、足元の経済環境及び業績動向に鑑み決定してまいります。それとともに、中長期の成長に必要な設備投資、研究開発及びM&A等の資金需要のための内部留保の充実を図りながら、持続的成長力の獲得と企業価値向上に努めてまいります。

ドメイン設定の狙い

空間価値ドメイン

国内外のファニチャー事業に加えアクタスを含む空間価値ドメインにおいては、働く人の目的及び働き方に合わせて空間及びスタイルを選択できる「ABW(Activity Based Working)」のニーズが全世界で拡がっていることに対し、国内ファニチャー事業の持続的成長を確実なものとしながら、中長期での成長領域(グローバル、暮らす等)の検証を進めます。これにより、国内ファニチャー事業におけるシェア向上及び収益基盤の盤石化を実現し、売上高及び営業利益の拡大を目指します。

  • ABW※(Activity Based Working)ニーズの世界的拡がりに対応
  • 足元で首都圏大型オフィスビルの大量供給が続く国内ファニチャー事業において、引き続き持続的成⾧を確保

※ABW(Activity Based Working) 業務や気分に応じて時間と場所を自ら選択できるワークスタイル

コクヨにおけるABWの取り組み

センターオフィス(品川SSTオフィス)

サテライトオフィス(Diverary)

ビジネスサプライドメイン

オフィス関連用品の卸及びオフィス通販が含まれるビジネスサプライドメインにおいては、流通事業を取り巻く環境の変化によって事業の課題がより顕著になってきたことに対して、卸販売モデル及び通販モデルを一体としてとらえて効率化に取り組むことによって、持続性を高めるための構造改革及び顧客基盤の強化を進めます。これにより、営業利益率は維持しながら、運転資本の効率的活用等によって事業効率性の向上を目指します。

  • 取り巻く環境が大きく変化する代理店販売モデルと通販モデルを統合視点で捉え、「社内機能統合」を行うマイグレーション戦略による効率化を推進
  • 事業本部を越えたドメイン全体で効率化に取り組む

グローバルステーショナリードメイン

国内外のステーショナリー事業を含むグローバルステーショナリードメインにおいては、国内における文具シェアトップメーカーとしての強みを活かし、各国市場における成長トレンドを継続しつつ、新たな成長領域を意識した成長戦略の策定及び検証を行います。これにより、国内外における選択と集中を行い、海外における売上成長ならびに国内でのシェア維持及び売上総利益率の向上を進めることによって、グローバル文具市場でのシェアの成長を目指します。

  • No.1シェアと高品質、ブランド力を誇る国内事業の効率性向上(チャネルシェアアップ、品番統廃合等)
  • 「学ぶ」等で好調な各国市場(中国、インド等)の持続的成⾧維持
  • 新たな成⾧領域(新エリア、新カテゴリー)における成⾧戦略策定と検証
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