社員とのコミュニケーション
社会 社員とのコミュニケーション
考え方
2030年、多様化な人材の価値を引き出し社会課題を解決して新たな価値を創る会社になるために、オープンで風通しがよく、異なる価値観のメンバーとも様々な実験を通じた価値創出ができる組織風土の醸成を目指しています。
また、第3次中計においては、コクヨの働き方をハイブリッドワークやプロジェクト型の働き方に変えていくため、社員が互いを尊重し、必要な情報に誰でも気軽にアクセスでき、試行錯誤を繰り返しながら価値を生み出すという実験カルチャーが定着することを目指します。
しくみ
社員サーベイ
コクヨグループでは、働きやすい職場環境づくりを目的として、年1回『従業員サーベイ』を実施しています。
このサーベイ結果に基づき、ヒアリングによる課題把握や、動画による課題への対応事例の紹介を通じて 、個々のさまざまな課題に対して、自律的な解決を促進しています。
パルスサーベイ
コクヨ株式会社と株式会社カウネットで月に一度の短いサイクルでPDCAを回せるパルスサーベイを開始しました。目的の一つは、チームや職場の状態を把握し、メンバー間の話し合いや上司部下の対話のきっかけとして活用してもらうため。目的のもう一つは、長期ビジョンの実現に向けた新しい働き方や取り組みなど、各施策を進めるなかで、経営層が現場や社員の状態をよりタイムリーに的確にとらえるためです。毎月継続することで、チームや組織のコンディションを常に意識する習慣ができ、立場に関係なく社員が対等に会社のことを考え話し合えるような風通しのよい企業風土の醸成を目指しています。
2021年の取り組み
タウンホールミーティング
2021年2月に長期ビジョンCCC2030を発表し、企業理念を「be Unique.」にアップデートしました。「なぜ企業理念を刷新したのか」「be Unique.にはどのような意味が込められているのか」コクヨグループ全員で理解を深めていく”対話の場”としてタウンホールミーティング(企業理念について考える会)を実施しました。
社長賞
社長賞は、「コクヨの価値向上に貢献した活動」を表彰するものとして、2020年度に新設された表彰制度です。栄えある第一回社長賞に輝いたのは、「スターバックス キャンパスリングノート」。
「スターバックス キャンパスリングノート」は、2019年にスターバックス社とコクヨのコラボレーションで誕生。循環型社会への貢献を目指すスターバックス社の活動の一つとして、2010年から続けられているミルクパックのリサイクル活動にコクヨが賛同したことから始まり、コクヨが開発したミルクパックを主原材料とする再生紙を表紙・裏表紙に使用しています。全国1,400以上の店舗で、一つ一つ洗浄・乾燥させ、回収されるミルクパックは年間約1,000t以上。加工・印刷・量産まで、多くのチャレンジを経て完成したノートは、発売まもなく完売する店舗が続出し、その後も限定カラーの発売など、常に注目を集め続けています。
コロナ禍による延期の末、ようやく開催されたセレモニーは、オンライン画面上ではあるものの、参加された英邦社長と関係者の皆さんの笑顔あふれるひと時となりました。
メリハリチャレンジ
コクヨの第2次中期経営計画の運営テーマである「メリハリ倍速運営」にもとづき、「自ら考え、実行する人を評価する」風土を醸成することを目的とし、そのための「Bottom Up, Top Pull」(現場が気づいた課題や改善案を経営が拾い上げて活かしていく)の実現として、2019年にスタートしました。
3年目の 2021年も以下の2種類の賞について募集しました。
トッププル賞・・・メンバーの成長やパフォーマンスを上げるリーダー(他薦)
メリハリ実践賞・・・メリハリ倍速運営につながる改善や挑戦を実践している人やチーム(自薦他薦)
事業や地域ごとに表彰を行い、その後、役員の審査により全社で1名(組)の「オブザイヤー」を決定します。その表彰された取組みについて、社内報などを通じて全社員と共有します。