結の森プロジェクト

結の森プロジェクト

2006年、コクヨは高知県四万十町大正地区の民有林を「結の森」と名付け、「人工林の再生」と「自然環境と地域社会の再生」をテーマに、間伐材の有効活用を中心とした森林保全を開始し、2007年よりFSC®(Forest Stewardship Council®森林管理協議会)の森林認証を取得しています。結の森は現在、対象面積は5,425ha、累計間伐面積が1,989haまで拡大しています。また、2007年より、高知県から「CO2吸収証書」が交付されており、2020年度単年では5,368t-CO2、累計では67,390t-CO2になりました。(期間:2006年4月~2021年3月)

2022年1月に「日本自然保護大賞2022 保護実践部門 大賞」、2020年10月に「持続可能な社会づくり活動表彰【機構会長賞】」、12月に「第 18 回 企業フィランソロピー大賞【森林の守り人賞】」を受賞しました。 2017年には「ウッドデザイン賞2017」、2018年には「生物多様性アクション大賞 特別賞 グリーンウェイブ賞」、2019年には「低炭素杯2019 優秀賞」、「第7回環境省グッドライフアワード 環境大臣賞 企業部門」を受賞しており、8回目の受賞となりました。

※関連情報: 外部からの表彰・評価
日本自然保護大賞2022 保護実践部門 大賞

日本自然保護大賞2022
保護実践部門 大賞

高知県から「CO2吸収証書」が授与されました

2021年7月16日、高知県庁にて、高知県 林業振興・環境部 豊永副部長よりコクヨ分:4,848t-CO2、カウネット分:520t-CO2 計5,368t-CO2分の「CO2吸収証書」が授与されました。豊永副部長より「長年にわたり、環境保全・森林整備・産業振興・高知県のPRなど、さまざまな面で大変貢献していただいている」と感謝の言葉をいただきました。
尚、5,368t-CO2は、コクヨグループの2021年のCO2排出量 35,926t-CO2の約15%に相当する量となります。森林保全のみならず地球温暖化防止の観点でも重要な取り組みとなっています。

FSC®認証を取得しています

結の森は2007年よりFSC(Forest Stewardship Council®森林管理協議会)の森林管理認証を取得しています。
2021年9月28日~30日に定期審査が実施され、引き続きFSC®認証を継続しています。

間伐の効果を定期的に監視しています

森林保全活動を行う上で必要不可欠なのは、間伐効果を「見える化」することです。活動の効果を長期的に監視していくため、四万十町森林組合、四万十高校、高知県・四万十町の職員の皆さんと共同で、モニタリング調査を実施しています。2021年は7月17日に四万十川清流基準調査を、11月20日に植生調査を実施しました。植生調査では、特定の2地点において調査を継続しています。

※関連情報: 「四万十高校生によるレポート」

間伐材の有効活用

間伐材の有効活用のために、コクヨでは2000年より地元の四万十町森林組合と協働で間伐材家具を製造・販売してきましたが、通販会社のカウネットも2007年から「結の森」ブランドの商品として文具を中心に販売を開始し、2021年現在で12品番になっています。カウネットでは活動への理解と賛同者を増やすため、お客様のポイントを結の森の間伐に寄付する仕組みを2008年から実施しており、本年も約140件のお申し込みがありました。加えて、2011年2月より「結の森1%寄付プロジェクト」をスタートさせ、現在も継続しています。これは「結の森」商品の売上の一部を公益社団法人国土緑化推進機構の「緑の募金」に寄付するというものです。

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