• コクヨ クロニクル TOP
  • 創業の時代
  • 繁栄の時代
  • 受難と再建の時代
  • 基盤確立の時代
  • 業容拡大の時代
  • 積極投資と商品多角化の時代
  • スピード成長の時代
  • 企業変革の時代
  • 再成長への模索とアジア進出の時代
コクヨ・オリジナル余話

コクヨオリジナル余話 「スチール製品分野へ(ファイリングキャビネット)」 コクヨクロニクル

コクヨ初のスチール製品 ファイリングキャビネット(昭和35年発売)
コクヨ初のスチール製品 ファイリングキャビネット(昭和35年発売)

胆大心小の企業戦略は、社会のニーズに応えるため。

昭和35年(1960)、コクヨのスチール製品発表のニュースは、業界で大きな話題になりました。帳簿からはじまり、便箋、帳票類、ノート等々、紙製品で最大手に成長した企業が、全く異なる分野へ参入することは、当時としては奇想天外な出来事だったようです。

もちろん、コクヨにとっても「紙から鉄へ」の転換は、大きな挑戦でしたが、その最初のスチール製品「ファイリングキャビネット」開発の背景には、実際には用意周到な事業戦略がありました。

まず、当時、高度経済成長により巨大化、複雑化する企業、官公庁で、増大の一途をたどる文書を効率的に管理する米国発祥のノウハウ(ファイリングシステム)とサプライズ(紙製品)の需要が高まりつつありました。こうした流れを受けて、すでにファイリングキャビネットを製造しているメーカーはありましたが、同時にサプライズを供給できるところは皆無でした。また、コクヨには専門代理店という強固な全国販売ネットワークがあり、いずれものこのネットワークを通してスムーズにお客様にサービスを提供できるという強みがありました。

こうして、単に「鉄の箱」を売るのではなく、文書の保管テクニックを同時に提供するという、コクヨならではのファイリングシステム販売体制を確立することができたのでした。

“国誉帳簿紙”と表示された王子製紙の用紙見本帳
ファイリングキャビネット発売当時のリーフレット

コクヨオリジナル余話一覧

  1. 表紙
  2. 和式帳簿
  3. 洋式帳簿
  4. 色紙付書簡箋
  5. ビーロマティーク
  6. 紙から鉄へ
  7. オフィス全館ショールーム
  8. キャンパスノート
  9. 測量野帳
  10. ミュージアムケース
  11. 物流
  12. 流通・販売ネットワーク
  13. 家具生産
  14. ユニバーサルデザイン
  15. 社名と商標
ページトップへ