従業員とのコミュニケーション
従業員 従業員とのコミュニケーション
考え方
2030年、多様化な人材の価値を引き出し社会課題を解決して新たな価値を創る会社になるために、オープンで風通しがよく、異なる価値観のメンバーとも様々な実験を通じた価値創出ができる組織風土の醸成を目指しています。
また、第3次中期経営計画Field Expansion 2024(FE2024)においては、コクヨの働き方をハイブリッドワークやプロジェクト型の働き方に変えていくため、従業員が互いを尊重し、必要な情報に誰でも気軽にアクセスでき、試行錯誤を繰り返しながら価値を生み出すという実験カルチャーが定着することを目指します。
しくみ
従業員サーベイ(ストレスチェック)
コクヨグループでは、法令に基づき、年1回『ストレスチェック』を実施しています。
その集団分析結果や残業時間データ、ヒアリング等により課題を抽出し、働きやすい職場環境を実現するために、組織と人事担当部門が対話をしながら自律的な解決を促進しています。
パルスサーベイ
コクヨ株式会社と株式会社カウネットで月に一度の短いサイクルでPDCAを回せるパルスサーベイを実施しています。目的の一つは、個人やチームの状態を把握しながら、アラートへの対応やチームを良くするための指標として他のデータとともに活用しています。目的のもう一つは、長期ビジョンの実現に向けた新しい働き方や取り組みなど、各施策を進めるなかで、経営層が現場や従業員の状態をよりタイムリーに的確にとらえるためです。毎月継続することで、チームや組織のコンディションを常に意識する習慣ができ、立場に関係なく従業員が対等に会社のことを考え話し合えるような風通しのよい企業風土の醸成を目指しています。
2023年の取り組み
タウンホールミーティング
コクヨのパーパスを社員一人ひとりが「自分ごと」として捉え、自らの「ヨコク」を考えるきっかけとするために、全役員が自部門についての「事業のヨコク」をムービー型式で発表しました。ムービーの中では語り切れなかった思いや、なぜこのヨコクなのか、少し先の未来について役員と社員が共に対話をしながら考え、理解を深める場としてタウンホールミーティングを実施しました。
社長賞
社長賞は、「コクヨの価値向上に貢献した活動」を表彰するものとして、2020年度に新設された表彰制度です。第3回となる2023年の受賞に輝いたのは『HR部における人材活性化の取り組み』。
「事業と人材の同時成長」をコンセプトにHR部が築いた多様な取り組みは、若手中堅層を対象にした職種に関わらず身につけるべきベースコア能力を伸ばすプログラムの「コクヨマーケティング大学」と、30〜40代の中堅リーダー層を対象とした「コクヨマーケティング大学院」。また、主体的なキャリア形成・能力向上、組織の活性化を後押しすることを目的としてスタートした「20%チャレンジ」では、組織側の求人テーマに対して、自ら手をあげてチャレンジする仕組みを実現し、これらの功績が讃えられました。
社内表彰制度(THE AWARDS)
「THE AWARDS」は、社員が挑戦したいことを言葉にして、まわりから応援される風土をつくるため、「有言挑戦(ヨコク)で頑張っている人やチーム」「陰ながら支えてくれる人」「成長した人」など、身近な仲間を褒め讃えようと、2023年に新たにスタートした表彰です。
2023年は以下の4種類の賞を募集し、社長賞と共に表彰しました。
- ベスト ヨコク賞
- 有言挑戦(ヨコク)し、様々な実験に取り組んでいるチームやプロジェクト(自薦他薦)
- ベスト マネジメント改革賞
- 組織のウェルビーイングを向上させたチーム(自薦他薦)
- MSP賞(Most Supportive Person)
- 様々な側面で実験を支援し、前進させてくれる仲間(他薦)
- MIP賞(Most Improved Person)
- 成長著しい仲間(他薦)
事業や地域ごとに選考を行い、表彰セレモニーでは全国各地の受賞者が品川オフィスに集まり、その取り組みについて、社内報などを通じて全従業員と共有しました。