What's KOKUYO ART PROJECT?
コクヨアートプロジェクトは、アートに関わるさまざまな団体・個人と協力して、魅力あるアート作品を商品に活かす取り組みです。
働く、学ぶ、暮らす、生活の中のさまざまのシーンにアートの魅力を取り入れることで、毎日を楽しく、そしてより豊かにすることを目指しています。
Products generated from a collaboration
今回はエイブルアート・カンパニーとのコラボシリーズ。
Able Art Companyとのコラボ企画では、商品の販売数量に応じて、ご購入金額の一部を
著作権使用料としてお支払いします。
コクヨS&Tでは、発売から50年が経過しても変わらない品質でお客様に愛され続けている測量野帳SKETCH BOOKをトライストラムスブランドで3パターンのデザインに展開しました。
携帯しやすいコンパクトサイズで、立ったまま筆記できるハード表紙ノートです。
コクヨファニチャーでは、さまざまな人に使いやすく、心地よく過せるよう、センシティブユーザーとのワークショップを通じてロビーチェア「Madre(マドレ)」を開発しました。
障碍のあるアーティストの作品を張り地に用いた「アートマドレ」もご提案しています。
お客様にお渡しする名刺ケースや、カタログや書類を入れる封筒にもちょっとした遊び心を。
オフィスをイメージした「ビルのえ」を用いて、特例子会社コクヨKハートが提供しています。
※こちらはコクヨグループの障碍者雇用推進の紹介を兼ねたツールです。
コクヨの障碍者雇用についてはこちらをご覧ください
What's Able Art Company?
エイブルアート・カンパニーとは?
エイブルアート・カンパニーは、障碍のある人がアートを仕事にできる環境をつくることを目的に2007年に設立されました。
障碍とアートを軸に活動している、一般財団法人たんぽぽの家を本部として、NPO法人エイブル・アート・ジャパン(東京)と、NPO法人まる(福岡)の三者が共同で運用しており、障碍のある人による造形作品(絵画・イラスト・書など)を広告や商品のデザインに活かすことで仕事につなげています。
また、一般財団法人たんぽぽの家では、「Good Life, Good Job!」をテーマに、障碍のある人たちとともに豊かな生活を実現するためのプロダクトや新しいはたらき方をご紹介する「Good Job!展」を各地で開催しています。
Artists
参加アーティストの紹介
- 中村 真由美 / Mayumi Nakamura
1985年生まれ。3才の時にテレビ番組でながれていた「くれよんの歌」をまねして絵を描きはじめ、2004年より「たんぽぽの家アートセンターHANA」に所属。
- 岩崎 菜摘子 / Natsumiko Iwasaki
1977年生まれ。小さな粒を拾っていくように丁寧にゆっくりと描く。鳥や果物、瓶や葉っぱなどを好み、自然と彼女なりのカタチとなって表現されていく。
- tomoko
1976年生まれ。日常生活の中で描きたいテーマを見つけてはメモに残し、自宅で音楽を聴きながら、その日の気分で描きたいものを描いている。
- 西ノ園 有紀 / Yuki Nishinosono
1989年生まれ。とてももの静かでもくもくと活動にむかう。生まれる色とりどりの作品は、鮮やかで、まるでおしゃべりしているように語りかけてくる。2007年より「たんぽぽの家アートセンターHANA」に所属。
- 福井 香奈 / Kana Fukui
1975年生まれ。10年程前から絵画に取り組み、施設の織物作業班に所属し、その中で織り作業等と並行して絵画制作を行い、主に花を描いている。1994年より「なづな学園」に所属。
- 太田 宏介 / Kosuke Ohta
1981年生まれ。自閉症の障碍がありながら「工房まる」との出会いにより本格的に絵画の道へ進む。現在は福岡を中心に幅広く活動中。2001年より「工房まる」に所属。
System of the collaboration
コラボレーションの仕組み
Message from the collaboration group
コラボ団体からのメッセージ
一般財団法人たんぽぽの家 常務理事/エイブルアート・カンパニー本部 関西事務局
森下静香
2007年に、障害のある人のアートを仕事につなげていくことをめざして、東京のNPO法人エイブル・アート・ジャパン、福岡のNPO法人まると一緒に「エイブルアート・カンパニー」を立ち上げました。今、障害のある人も社会の一員として働くことが求められていますが、まだまだ選択肢は十分ではありません。そこで、絵を描くことが好きな人や表現することが好きな人がそれを仕事にできるようにと考えたのが、立ち上げのきっかけです。アートは違いや多様性を認め合う原動力になります。障害のある人の個性豊かな表現がものづくりや仕組みのデザインにいかされることで、きっと多くの人にとっても生きやすい次の社会をつくっていくことにつながると考えています。
KOKUYO Group's Efforts Toward Employment of Persons with Disabilities
コクヨグループにおける「障碍者雇用の取り組み」
1940年よりコクヨは障碍のある社員とともに歩んできました。特例子会社のコクヨKハートではカタログ等の印刷・製本の他、事業会社がコア業務に集中できるようルーチン業務を引き受け、企業価値向上の一翼を担っています。
一方で、在宅勤務でのCAD図面作成など、さまざまな障碍の特性に応じた業務や働き方を提供しています。こうした取り組みが評価され、経済産業省主催の「ダイバーシティ経営企業100選」に選定されました。また知的障碍者と精神障碍者を雇用しているハートランドでは、野菜の水耕栽培事業と地域の障碍者雇用促進への貢献が評価され、「ディスカバー農村漁村(むら)の宝」に選定されました。