社会
Well-being/取り組み
社内のWell-being
CASE
社員の可処分時間獲得に向けた価値観変革
可処分時間の獲得に向けて、「業務フォローアップ」「1on1」「休み方の支援」の3つのテーマでマネジメント改革に取り組み、働き方・時間の使い方の変化につなげています。業務のフォローアップ活動では、メンバーの業務状況を上司がタイムリーに把握し、業務調整やリソース投入を行い、組織単位での業務平準化・効率化を推進しています。あわせて、有給休暇の取得推奨日を設定し、計画的な休暇の取得について上司部下での対話を行っています。これらの対話を効果的に行うためには、風通しの良い関係性づくりが欠かせません。自社に適した1on1の頻度・環境・ツールを検証し、「コクヨらしい1on1の型」を設定して全社で実践するほか、部門を超えた社内コミュニケーションイベントも開催しています。
また、物流業界における働き方改革にも積極的に取り組んでおり、コクヨロジテムとコクヨサプライロジスティクスは、配送センター勤務者を含む全員にフレックスタイム制度を導入しました。繁閑に応じて業務時間を自律的に選択できることで、社員の可処分時間の創出だけでなく、心身的な負担の軽減も期待され、Well-beingの向上にも寄与しています。

CASE
多様で豊かなキャリア形成に向けて
多様な人材の活躍を測定する指標として、マテリアリティ目標の1つに「2027年女性管理職比率16%」を設定しています。
育児や介護によるキャリアの中断をボトルネックにしないために両立支援策を拡充しています。子の看護等休暇は対象年齢を小6まで拡大し、介護休暇は取得要件を緩和したほか、新しい働き方の選択肢の1つとして「子連れ出勤」も実践しています。
ライフとキャリアの充実を目指したイベント「Life&Career Day」を開催し、育児と仕事の両立、男性の育休取得推進などをテーマに、先進企業のゲストスピーカーによる講演や、社員同士のパネルディスカッションを行っています。
若手社員を対象としたキャリア研修「Kokuyo Career Dock」では、本人向けの「自己成長プログラム」と、上司向けの「部下育成プログラム」を同時期に進行し、成長やチャレンジについて双方が同じ認識を持つことを目指しています。研修には経営層も出席し、若手社員の成長と上司による育成を後押ししています。
今後も、社員一人ひとりが自らの可能性を高めて豊かなキャリアを形成できるよう、様々な支援を行っていきます。



社会のWell-being
CASE
コクヨのインクルーシブデザインの推進
コクヨでは、事業部横断のタスクフォースを組成し、グループ全体でインクルーシブデザインを推進しています。コクヨらしいインクルーシブデザインの取り組み方針「HOWS DESIGN」を策定し、対外的にも発表しています。 HOWS DESIGNは、相手を思いやる「HOW are you?」の気持ちと、ともに未来を探索する「HOW will we do?」の姿勢を大切にしたデザインアプローチで、多様な「HOW?」から生まれる対話を通して豊かな共創を育むことを目指しています。コクヨではHOWS DESIGNから生まれたプロダクトやサービスにオリジナルマークを付与しており、特例子会社コクヨKハートの社員をはじめとして、社内外のさまざまな障がいを持ったメンバーとの対話を重ね、障がいの特性や多様性に配慮した設計・デザインに挑戦しています。また、タスクフォースではインクルーシブデザインの開発推進だけではなく、HOWS DESIGNのウェブサイト開設や社員へのユニバーサルマナー研修、当事者体験のワークショップや、ボッチャの集いなど、多岐にわたる活動を行っており、いずれも社外のさまざまなパートナーとの共創活動です。 2024年は新製品の20%をHOWS DESIGNのプロセスで開発することを目指し、26.6 %を達成致しました。その実現に向けて、一昨年開設したダイバーシティオフィス「HOWS PARK」に、デザイナーやマーケッター、開発者とリードユーザーが集まり、ワークショップが日々開催されています。
ワークショップは、2024年100回以上開催されています。「インクルーシブデザインを経た新シリーズ上市率50%以上」という2030年のチャレンジ目標に向けてさらなる推進を図ってまいります。
コクヨではHOWS DESIGNから生まれたプロダクトやサービスに、このマークを付与しています。
- 企画段階から、多様なリードユーザーが参加している
- 多様性から気づきを得て、解決方法を提示している
- 具体的な試作品を通してリードユーザーと対話を重ね、ブラッシュアップしている
- より良い体験をユーザーに届けられるよう、社会のバリアを解消するための工夫をしている
HOWS DESIGNから生まれた商品
CASE
ステーショナリー事業:ハサミ<サクサ>(ハイブリッドアーチ刃)
軽いキレ味を実現するハイブリッドアーチ刃を搭載した大人気シリーズ<サクサ>をリニューアルしました。
従来のスペックはそのままに、業界初の傾斜インサート設計を採用することにより、利き手を問わず、薄いものから厚いものまでしっかりと切れます。
さらに、環境配慮のため、ブリスターパックから紙パッケージに変更し、多言語と音声で商品情報がわかるアクセシブルコードも採用しました。

CASE
ステーショナリー事業:キャンパス 青色シートで覚える暗記用シート
勉強に欠かせない暗記用ペンセットを色覚の多様性に対応し、より多くの人に利用しやすい配色にしました。
青色シートとオレンジマーカーの組み合わせがCUD(カラーユニバーサルデザイン)認証を取得しています。

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ファニチャー事業:Hemming(ヘミング)
座りやすく、立ち上がりやすい。
引きやすく、持ちやすい。
座り心地だけでなく確かな「使い心地」を基本動作の使いやすさも追求したシェルチェアーです。

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ファニチャー事業:Enery Line(エナジーライン)
机上になじむシンプルなデザインのクランプ式電源コンセント。どこにでも挿せるライン形状の差込口でワークを快適にします。
電源の口数に制限がなく、使用人数が増えても使用できます。一般的な家電プラグであれば最大5口まで差込み可能です。
詳しくはこちら
CASE
ビジネスサプライ流通事業:持ちやすいバンド付きIDカードホルダー
手を入れる、握る、引っかけるなど、様々な持ち方に対応できるバンド付きです。さらに、ストラップをバンドに固定してスマートにまとめることが可能で、収納時にも便利です。
「HOWS DESIGN」の取り組みを推進するにあたり、2023年にコクヨグループ内の3事業本部および特例子会社のコクヨKハートが合同で開催した「インクルーシブデザインワークショップ」の内容をもとに商品化しました。

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ビジネスサプライ流通事業:
日本の天然水 嬬恋高原 ラベルレス 260ml
おもてなし用天然水 嬬恋高原 260ml
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ビジネスサプライ流通事業:日本の天然水 嬬恋高原 ラベルレス 260ml
おもてなし用天然水 嬬恋高原 260ml
インクルーシブデザインを取り入れた「誰もが持ちやすく、開けやすい」ペットボトルが開発されました。
さまざまな人がペットボトルを開ける動作を分析・パターン化し、それを落とし込む形でデザインをしています。
