ガバナンス
サステナブル教育
コクヨグループでは、社員のサステナビリティに対する意識の向上や、2027年のマテリアリティ目標である、「現業を社会課題解決へつなげていく社員 100%」の達成を目的としてサステナビリティや社会価値創出に関する教育研修や社内イベントを行っております。
2021年より開始したサステナブルアカデミアはコクヨグループの経営層と外部有識者によるトークセッションを中心とした学びの機会です。サステナビリティを「自分事」として捉えコクヨを通じて「どんな解決ができるか」考えられるようになることことを目的としています。
2022年より開始したサステナブルラボは、考えた解決策を実際に実験できる場で、毎年多くの社員が挑戦しています。
CASE
Sustainable Academia 社会のWell-being
「障がいを知り、社会のバリアに配慮しながら、イノベーションにつなげよう」をテーマに、トークセッションやワークショップ、展示などさまざまな企画から構成される学びイベントを開催しました。
コクヨ流のインクルーシブデザインのプロセス「HOWS DESIGN」で開発された文具、事務用品、家具などの商品がもつ背景を知り、実際に触れてみる「HOWSのイロハ!?展」をはじめとし、東京大学先端科学技術センター教授の熊谷晋一郎様を始めとする当事者の皆さんとの体験型ワークショップ、ヘラルボニー様を招いて障がいのある方の視点を学ぶ体験型研修、障がいの有無に関わらずみなで楽しむボッチャ体験に、約800名の社員が参加しました。
コクヨが目指す社会像を知り、どう活動を実践していくかを学びあう機会となり、88%の参加者が気付きがあったと感じています。

CASE
Sustainable Academia 循環型社会
資源循環は事業活動と様々な部分で密接に関わるため、循環型社会を実現するには、多くの社員が循環型社会とは何かを理解し、自らの業務の中でなすべきことを実行していく必要があります。そのために2024年は、これまでよりも一歩踏み込み、資源循環の課題を体感し、ビジネスとして持続可能に取り組む方法を考えることをテーマに3つの学びイベントを実施しました。
「循環をビジネス視点で考えよう」では、外部有識者としてECOMMITのCEO川野様をお招きし、コクヨグループの物流部門の社長とのトークセッションで、何のために、どう資源を循環させていくのかを考えました。そのほかオフィスを飛び出し「産業廃棄物処理の現場を見にいこう」、ワークショップ「循環ビジネスをデザインしよう」の企画を実施し、のべ540名の社員が参加しました。

CASE
Sustainable lab
「Sustainable lab」は、コクヨグループのマテリアリティにまつわる課題の解決に向けて、社員が自ら企画/実行をする取り組みです。2024年度は、コクヨグループ全体で全9チームが「Well-beingの向上」「循環型社会への貢献」などにつながる課題解決に挑戦し、その成果を発表しました。社員にとって、身近にある課題を認識し「自分事」として捉えなおすきっかけとなるとともに、関係部門にとっても、改善に向けた新たな気付きの場となりました。

CASE
アンケートの実施
2027年目標である「現業を社会課題解決へつなげていく社員100%」の実現に向けて、社員意識の現状を把握するとともに、今後の施策の参考とするため、サーベイを実施しました。
「自身の業務を通じて社会価値を創出できていると思うか」を問う質問では、41.5%の社員が「そう思う」「ややそう思う」と回答しています。2027年に100%を達成するための施策を実行していくとともに、意識の浸透状況を把握していくため、今後も継続的なサーベイを実施する予定です。
