環境

資源循環/取り組み

循環型商品・サービス

CASE

全社:体験型環境学習プログラム「つなげるーぱ!」

文房具を利用する日本全国の子どもたちと、ノートの作り手であるコクヨ、さらに資源再生に取り組む人々がひとつになり、地球環境の保全を考える環境学習プログラム「つなげるーぱ!」を実施しています。使い終えたノートを子どもたちが主体的に回収し、再びノートの一部の原料として生まれ変わった製品を手にするプロセスを通じて、社会を循環型に変革し、持続可能な未来を作る体験を提供しています。2025年3月現在、累計で193校(約52,000人)の児童に参加いただき、約3.4万冊(約4.7トン)のノートを回収しました。

全社:体験型環境学習プログラム「つなげるーぱ!」

CASE

ステーショナリー事業:キャンパスノート<つなげるーぱ!>

環境学習プログラム「つなげるーぱ!」に参加いただいた小学校から回収した使用済みのノートを、新しいノートの表紙原料の一部に再利用し、小学生向けのノートを作りました。ノートが再びお客様のもとに届くサイクルを作り出すことで、資源としての価値を落とさずノートからノートへとなる水平リサイクルにチャレンジしています。本商品を通じて、様々なものを「捨てない」で活用する方法がないかを考える機会になることも意図しています。

ステーショナリー事業:キャンパスノート<つなげるーぱ!>

CASE

ファニチャー事業:ロングライフ設計

「Co・S・M・Oコンセプト」は、複数のシリーズをプラットフォーム化し、必要に応じて組み換えや交換が可能なシステム。構造体は高い耐久性を持ち、各ユニットは環境への配慮を高めた設計を行い、軽量化や最小化により物流時のCO2低減へも貢献します。また、ロングセラー商品の保証年数を従来の3年より延長した「10年保証制度」を2022年から開始するなど、永く心地よくご愛用いただける商品・サービスづくりに取り組んでいます。

ファニチャー事業:ロングライフ設計

CASE

ビジネスサプライ流通事業:Loopa

オフィスから排出されるさまざまな紙資源を「簡単に」「便利に」「安心して」リサイクルできる「カウネットLoopa(ルーパ)」のサービスを開始しました。紙パック・紙コップ、機密文書、ミックスペーパーの回収・リサイクル等を展開しております。さらに今後は、リサイクルしやすい設計・製造の取り組みを進め、より多くの資源循環の実践を推進します。

ビジネスサプライ流通事業:Loopa

CASE

インテリアリテール事業:家具の一生をサポート

廃棄される家具をなくすため、家具の一生をサポートする3つの仕組みを整えています。

  1. 1.
    家具をずっと使い続けるための修理やメンテナンスサービス。
  2. 2.
    ご家族構成の変化やお引越しなどでやむなく家具を手放される際の下取りとお買い換えのサポート。
  3. 3.
    古くなったり壊れたりしてしまった家具の100%リサイクル。
インテリアリテール事業:家具の一生をサポート

CASE

物流部門の取り組み:心地よく長く使うための「クリーニング」

オフィスチェアやソファ、ローパーティションなどの布製品をはじめ、デスクや収納庫などのオフィス家具全般のクリーニングを推進しています。長年の間に蓄積した汗染みや手垢、埃などの汚れを、専用の洗浄機(布製品の場合)などを使用して丁寧に清掃。同時に各製品の表面や構造に合わせた清掃を行い、清潔で快適な状態に仕上げます。

クリーニングを通して、大切な製品を長くご使用いただけるよう、オフィス家具のロングライフ化を推進しています。清潔に保たれたオフィス家具は、働く空間の快適性向上に貢献します。首都圏エリア限定で開始した取り組みですが、今後対象エリアを順次拡大していきます。※製品の状態や素材、汚れの種類・経過時間によって、対応できない場合がございます。

物流部門の取り組み:心地よく長く使うための「クリーニング」

廃棄物の発生抑制とリサイクル

2024年のコクヨ㈱と連結子会社30社の事業所からの排出物量は、20,314トン(前年:21,153トン)、リサイクル率は95.7%(前年:94.6%)となりました。施工現場廃棄物量は4,451トン(前年:3,992トン)、リサイクル率は82.9%(前年:82.1%)でした。施工現場廃棄物の処理に関する元請責任が明確化され、排出事業者の責務がますます強化されています。施工現場で加工する部材の発注方法の見直しなどによる廃棄物の抑制に努めました。施工現場廃棄物は均一ではなく、いくつもの種類の廃棄物が混在しているためリサイクルが困難なケースが多いのですが、排出抑制とともに、今後も継続して廃棄物の適正処理とリサイクル率100%を目指していきます。

発生抑制

CASE

芝山工場での廃棄物の排出抑制・リサイクルの取り組み

芝山工場ではリサイクル率の向上と、資源として再利用されるマテリアルリサイクル率の向上に取り組んでいます。発生する産業廃棄物の適正分別、また、リサイクルの難しかったガラスくずを再資源化できる処分業者との協力によりマテリアルリサイクルを進める事で、2024年には約49.6%をマテリアルリサイクルとすることができました。これからも継続して産業廃棄物の排出抑制とリサイクル向上に取り組みます。

芝山工場での廃棄物の排出抑制・リサイクルの取り組み

再利用

CASE

折りたたみコンテナを使用した段ボール資材を使わない省資源配送

コクヨ商品販売店様に対し、折りたたみコンテナの活用による梱包資材の削減を実施しています。通常は段ボール梱包によるお届けとなり資材は販売店様の元で廃棄されますが、折りたたみコンテナを使用した商品のお届けにより配送に伴う使用資材を減らし、定期的にコンテナを回収することで物流の視点からも持続的な循環型社会の形成に貢献しています。

折りたたみコンテナを使用した段ボール資材を使わない省資源配送

CASE

梱包資材や緩衝材の回収・リユース

輸送時の衝撃から製品を保護するために使用されている梱包資材や緩衝材の回収・リユースに努めています。デスク天板の角を保護する為のカバーや、収納庫の扉が開かないようにする為のストッパーなど、一部の資材で運用が開始。輸送完了後に都度廃棄してしまうのではなく、回収し、再度使用することで、プラスチック資源の有効活用を推進しています。

梱包資材や緩衝材の回収・リユース

再利用&再資源化 使用済み商品のリユース・リサイクル

CASE

物流倉庫で使用されたストレッチフィルムの再製品化

カウネット物流倉庫や、コクヨロジテム配送センターで使用した荷崩れ防止用のストレッチフィルムを回収し、中間処理を経たのち再資源化しています。今まで廃棄していた資材をもう一度自社商品に使用する資源として活用することで、製品原料の削減とプラスチックの焼却処分量を減少し、環境にやさしい資源循環を実現しています。

物流倉庫で使用されたストレッチフィルムの再製品化

CASE

回収家具のリユース・リサイクル

商品をお届けした際に、お客様のもとで不要になった使用済み商品を引き取り、状態に応じてリユース・リサイクルする取り組みを続けています。コクヨロジテムでは2024年にオフィスデスクや事務用イスなどの使用済み商品を約3,491トン引き取り、そのうち約625トンをリユースし、リユースできないものは解体・分別してリサイクルしました。

デスクの解体・分別
デスクの解体・分別

プラスチックの削減と循環

2024年のコクヨグループで排出される廃プラスチックは、3,651トン、リサイクル率は88.2%でした。事業内容別の内訳では、物流部門での排出が最も多く、施工現場、販売・サービスでの排出量が多くなっています。コクヨグループでは、廃プラスチックの排出抑制とともに、リサイクル率の向上、リサイクルの質向上(サーマルリサイクルからマテリアルリサイクル)に取り組んでいきます。

CASE

プラスチック資源循環サービスLooplaとコクヨグループでの再利用

コクヨグループのオフィス通販「カウネット」が推進するプラスチック資源循環サービス「Loopla(ループラ)」は、使用済みクリヤーホルダーを回収し、オフィス家具のパーツや文具、デスクオーガナイザーなどのオフィス用品として再生する取り組みです。
2025年新商品ではオフィス家具の人気シリーズ「コーデ」「ファブレ」「ピコラリビナ」など幅広い製品ラインナップにLooplaで回収再生したプラスチックを採用しました。より多くのお客様に取り組みを知っていただき、クリヤ―ホルダーの回収・リサイクルシステムを広く普及させることを目指していきます。

プラスチック資源循環サービスLooplaとコクヨグループでの再利用

CASE

プラスチック使用量の削減に向けて商品の紙パッケージ化

環境配慮の観点から、紙パッケージの導入に力を入れています。2024年12月、ハサミ<サクサ>、針なしステープラー<ハリナックス>も、プラスチック未使用の紙パッケージを採用しました。この取り組みにより、年間で約11トン(※)のプラスチック使用量を削減します。
紙パッケージ構造の特性を活かし、表はスッキリした情報量とデザインに、裏は使用シーンを想像させる情報や商品の質感が分かる窓をつけることで、「ブランド」「機能や特徴」がお客様に伝わりやすくする工夫を取り入れています。

  • 1年で出荷したサクサシリーズ、ハリナックスシリーズの、従来のブリスターパックのプラスチック使用量の合計
プラスチック使用量の削減に向けて商品の紙パッケージ化

CASE

オール紙シリーズ

商品のすべてを紙で作った、ファイリング用品シリーズです。2004年の発売以来、分別することなくそのまま廃棄できるため手軽さで好評を得ていましたが、近年の世界的な海洋プラスチック問題の高まりを受けて、脱プラスチックの観点で再評価されています。
オール紙シリーズは、環境省が世界的な海洋プラスチック問題の解決に向けて、個人・自治体・NGO・企業・研究機関など幅広い主体が連携協働して取り組みを進めることを後押しするために設立した「プラスチック・スマートキャンペーン」に参画しています。 最新技術動向等を掴みながらプラスチック問題への対応を進めていきます。

フラットファイル<オール紙>(厚とじ)
フラットファイル<オール紙>(厚とじ)
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