コクヨ株式会社(本社:大阪市/社長:黒田 英邦)は、当社の人材教育・実践プログラム「KOKUYO DIGITAL ACADEMY(コクヨ デジタル アカデミー)」から生まれたGPTアイデアの実装実験を、学びの実践経験の場「GPT-Lab(ジーピーティー ラボ)」にて2023年11月末より開始します。また、9月5日(火)には、コクヨグループ向けに構築した社内版生成AI環境「KOKUYO AI Chat(コクヨ エーアイ チャット)」を公開しており、「GPT-Lab」での実証実験にて活用を進めます。
「KOKUYO AI Chat」画面イメージ
コクヨは、データやテクノロジーの活用による既存の課題解決や新たなビジネスの創出を目指し、コクヨグループ社員向けのアップスキリングプログラムとして「KOKUYO DIGITAL ACADEMY」を6月28日(水)に開校しました。さらに「KOKUYO DIGITAL ACADEMY」の卒業生、あるいは卒業相当のスキル・知識を持っている社員に向けて、学びの実践経験プログラム「GPT-Lab」も設立。スキルの習得にとどまらず、実践の機会も提供することで、実際の業務現場で応用できる力も育成します。
9月22日(金)には、「KOKUYO DIGITAL ACADEMY」の最初の講座となる「文系AI塾」の最終講義を開催しました。受講生よりGPTのビジネスへの実装アイデアが発表され、講義内でのワークショップやプレゼンの結果、同等スペックの商品をカタログから自動で抽出するAI、会議調整を行うAI、顧客の共感を得る言葉を多言語で翻訳するAIの3つのアイデアが優秀賞に選ばれました。今回の「文系AI塾」で集まったアイデアに加え、さらに全社からもアイデアが集まっており、この度、約3,000のアイデアの中から選抜して「GPT-Lab」にて実装を開始いたします。また、当社はコクヨグループ向けに、社内版生成AI環境として「KOKUYO AI Chat」を構築。この環境を活用しながら、「GPT-Lab」での実装を進めます。
「GPT(Generative Pretrained Transformer)-Lab」は、「KOKUYO DIGITAL ACADEMY」で学んだことを実践する場として新たに設置したプログラムです。社員は所属部署の業務とは別に、プロンプトの開発や、アプリの企画から開発、運用保守までを実践。ビジネスへの実装を目指します。また、「GPT-Lab」以外の実践の場として、アカデミー卒業後に次期講座の一部講義、および講義サポートを担当するチューター・講師アシスタント制度も設けています。