「ちょっと大きいかも?」の声を受け、「ハサミ<サクサ>(ハイブリットアーチ刃)」シリーズからスリムハンドルタイプを発売 手の小さい方に配慮し、ハンドル内面積を通常サイズ(*1)より約30%サイズダウン
コクヨ株式会社(本社:大阪市/社長:黒田 英邦)は、利き手を問わず切りやすさを実現する『傾斜インサート』を搭載した「ハサミ<サクサ>(ハイブリットアーチ刃)」シリーズから、手の小さい方に配慮した小さめのハンドル設計の「ハサミ<サクサ>(スリム・グルーレス刃)」を7月9日(水)より発売します。

「ハサミ<サクサ>(ハイブリットアーチ刃)」シリーズは、薄いものから厚いものまで軽い力で切れる『ハイブリッドアーチ刃』が特長のハサミです。誰もが快適に使えるハサミを目指し、2024年12月にはハサミ業界初(*2)となる『傾斜インサート』構造を搭載したリニューアルを実施。使用者の利き手や技量を問わない軽い切れ味(*3)に多くの方から好評をいただいています。
一方手の小さい使用者からは、「女性や子供の手には少しハンドルが大きい」、「ハンドルがひとまわり小さいサイズもあれば嬉しい」といったご要望をいただきました。今回、そのような声にお応えし、利き手を問わない切りやすさはそのままに、手の小さい方にも配慮したスリムタイプをラインアップに追加します。
今回発売のスリムタイプは、ハンドル内面積が通常サイズ(*1)より約30%ダウン。ハンドルを握った際のハンドル内側の隙間が少なくなっているので、開閉の際に無駄な動きがなく安定して操作することができます。小回りが利きやすいので、工作時など細かなハンドル操作が求められる際にも便利です。また、刃に粘着剤が付着しにくい仕様のグルーレス刃を採用。粘着テープなどを切ってもべたつきにくくなっています。
発売予定:2025年7月9日(水)※店頭展開日は店舗により異なります。
メーカー希望小売り価格(消費税抜):550円
*1・・・既存品HSM-PA100比
*2・・・ハサミ業界における傾斜インサートについて/2023年3月 コクヨ調べ
*3・・・基本構造は右利き用ハサミと同様です。
1.「ハサミ<サクサ>(スリム・グルーレス刃)」の特長
(1)手の小さい方にも配慮した小さめハンドル設計
ハンドル内面積が通常サイズ(*1)から約30%ダウン。ハンドルを握った際のハンドル内側の隙間が少なく、安定するため小回りが利きやすい設計となっています。実際に手の小さい方を対象に当モデルを使用いただいたところ、「ハンドルに遊びがないため、開閉の際に無駄な動きがなく手が疲れにくい。」「手にフィットするので握りやすい。」といった声をいただくなど、使用者の手に合ったハンドルサイズを選ぶことで快適性が増すことを体感いただいています。

(2)ペン立てや引き出しに収納しやすい小さめスリムなサイズ
幅64㎜・全長156mmと、通常サイズ(*1)と比較して一回り小さいコンパクトなサイズなので、引き出しやペンケースなどの収納場所にも収まりのいいサイズ感となっています。

2.「ハサミ<サクサ>(ハイブリットアーチ刃)」が搭載する『傾斜インサート』について
『傾斜インサート』とは、ハンドルに対して刃を傾けて成型する手法のことです。『傾斜インサート』を搭載することで、ハンドルを開閉するだけで刃と刃の隙間が小さくなり、対象物の噛み込みが抑えられるため、特にビニールのような薄いものに対して効果を発揮します。

(1)薄いものから厚いものまでしっかりと切れる
『傾斜インサート』と、『ハイブリッドアーチ刃』の搭載により、利き手を問わず切りやすい軽い切れ味を実現しています。(*3) ビニールや湿布などの薄いものはもちろん、ダンボールなどの厚手のものも快適に切ることができます。

(2)利き手を問わず切れる(*2)
左利きの人は日本人口の約10%存在し、そのうちの約94%である約1,128万人もの人が右利き用ハサミを工夫しながら使用していると推測されます(コクヨ推計/2023年6月時点)。今回の「ハサミ<サクサ>(ハイブリットアーチ刃)」シリーズは、利き手を問わず切りやすいため、同じハサミを家族や職場で共有して使えます。

3.インクルーシブなモノづくり「HOWS DESIGN(ハウズデザイン)」の取組み
『傾斜インサート』の開発においては、多様な特性を持つユーザーとの対話とワークショップによるインクルーシブなものづくり”HOWS DESIGN”を取り入れました。多くのユーザーはハサミを使用する際、刃の擦り合わせを無意識に調整しています。一方で、力が弱かったり、利き手用でないハサミを使用するユーザーは、擦り合わせの調整に余計な力がかかったり、うまく調整できなかったりと、切りづらさを感じていました。「誰にとっても使いやすいハサミ」を実現するため、左利きだけでなく、障がいがあり手が開きづらい方、力が入りにくい方とのワークショップも行いました。様々な特性のある方との対話を重ね、切りやすい傾斜角度を最終的に採用しました。
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