社会貢献

社会 社会貢献

考え方

国または地域の文化や習慣を尊重し、その発展に寄与するため、地域社会へ積極的に参画し、 信頼される「良き企業市民」を目指します。

2021年の取り組み

コクヨデザインアワード2021、「POST-NORMAL」をテーマに開催

働く・学ぶ・暮らすシーンで新しい価値を生み出すデザインを集めて商品化を目指すコンペティション「コクヨデザインアワード」。2002年の創設以来コクヨや社会全体にとって新しい価値を生み出す作品を求めてきました。18回目を迎えた今回のテーマは「POST-NORMAL」。新型コロナウイルスにより、世界が同時かつ共通の大きな変化に直面したことで、改めて身の回りの物を見つめ直し、“プロダクトの質”と“未来に向けた普遍の価値”を、多くの方と考える機会にしたいという思いが込められています。

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POST-NORMAL

中高生を対象にした絵画コンペティション「キャンパスアートアワード2021」開催

読売中高生新聞と共催で、2015年から全国の中学生・高校生を対象に「キャンパスアートアワード」を開催、2,476点の作品が集まりました。
募集テーマは、「My Sweet Home Town~地元のイチオシ~」。地元の風景・風俗・風習・行事・料理・菓子などを題材にすることで、若者が地元に目を向け、その魅力に気付き、発信する機会をつくることが目的です。グランプリ作品はキャンパスノートの表紙となり50冊を受賞者に贈呈、またグランプリ受賞者の学校にも1,000冊を贈呈します。

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グランプリ作品 「味わい尽くせ!福の 山」広島大学附属福山高等学校 飯田 千紘さん

東日本大震災遺児への進学支援「みちのく未来基金」

コクヨ東北販売では東日本大震災遺児への進学基金である「みちのく未来基金(※)」に震災の翌年より「サポーター企業」として支援を続けています。2021年度は73名の生徒が新たに10期生として奨学金給付を受け大学や専門学校へ入学、新たな夢への第一歩を踏み出しました。例年3月は新奨学生と学業を終えて社会人となる卒業生の門出をサポーター・卒業生・在籍生・基金スタッフ一同でお祝いする式典が開催されていたのですが、新型コロナウイルス感染状況を鑑み、昨年に続き集合型での開催は見送られました。直接の言葉を聞くことは叶いませんでしたが、私たちはこれからも応援を続けていきたいと思います。

ロート製薬(株)・カルビー(株)・カゴメ(株)が発起人となり、「真に復興の礎となるのはこれから育つ次世代の若者たちである」という考 えのもとに、東日本大震災で親を亡くした学生たちの高等教育(大学・短大・専門学校)進学支援のために活動している奨学基金。奨学 金給付人数は基金発足以来974名。既に600名を超える学生が社会に旅立ち、それぞれのフィールドで活躍しています。

2019年度開催の「第8期生の集い」

2019年度開催の「第8期生の集い」

真心を込めて障がいのある子供たちを応援、コクヨ中国絵画コンクール実施

「国誉絵画コンクール」は、2021年2月から実施し、上海の政府および教育機関からも多大な支持を得て、合計126名の子供たちから158点の作品応募がありました。審査と準備は3か月以上続き、最終的に一等賞として選出された4点の作品はコクヨの意匠ノートの表紙となり、全部で5万冊生産されました。この特別な意匠ノートは販売されるほか、中国の地方にも寄付され、山奥の子供たちにも元気を届けました。

意匠ノートの売上13.92万元(約230万円)は、すべて上海市奉賢区の障がい者支援事業の協賛金として提供しました。協賛金を受け取った政府代表の幹部からは「頂いたお金を障がい者就職支援事業に活用させていただきます。また、今後もより多くの企業がコクヨのように障がい者支援に積極的に取り組むことを願っています。」とコメントされました。

受賞者の子供たちからは「一等賞を受賞したのは本当にうれしいです。これからはもっと良い作品をもっと多く描きたいです!」「自分の作品がノートの表紙になって、全国いろんなところで紹介されると聞き、とってもワクワクします。」「コクヨの文具大好き!」と喜びの声が届きました。

コクヨ中国は「商品を通じて世の中の役に立つ」という創業の精神に基づき、企業の社会的責任を積極的に担っています。この絵画コンクールを通じて、より多くの個人や企業がダイバーシティ&インクルージョンの推進に取り組んでいくことを期待しています。コクヨ中国も引き続きグループの一員として、事業を通じた社会的課題解決への取り組みをさらに加速させるため、真心を込めてサステナビリティ活動において注力していきます!

国誉絵画コンクールの様子
表紙になったノートの一覧
ノートを持っている女性

コクヨカムリン自社生産設備の酸素供給設備への転用と病院への提供

インドでは、新型コロナウイルスのデルタ変異株が猛威を振るい、2021年5月のピーク時には1日40万人以上の新規感染者が確認されるなど、医療体制は事実上崩壊状態に陥りました。

コクヨカムリンではシャープペンシシル芯の製造工程で窒素を発生させる設備を利用しており、その際20%程度の酸素を放出していることに着目。放出する酸素を逆に取り込むことで酸素生成設備に転用することを発案しました。

その後、外部の技術コンサルタントや政府関係者らのサポートを受け、約1ヶ月後には自社工場近くの病院への設置・引き渡しが完了しました。本設備によりベッド15台分の酸素供給が可能となりました。

酸素供給設備への転用と病院への提供
酸素供給設備への転用と病院への提供

コクヨカムリン工場周辺の学校にMini Science Centreを設置

STEM教育(Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学))は、私たちの社会を大きく変える技術革新の要件であり、子供たちの好奇心や創造力、また問題解決力を養うことを目的に、世界的に重要性が指摘されている教育分野です。
コクヨカムリンは、科学や数学の普天的な理論や原則に直接触れることができる機会を提供するため、3ヶ所の自社工場周辺にある5つの学校において、NGOを通じて有益な学習ツールを備えたMini Science Centerを開設しました。

学校にMini Science Centreを設置
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