コクヨのマテリアリティ
-重点課題2-
森林経営モデルの実現による
事業領域拡大

コクヨのマテリアリティ 森林経営モデルの実現による事業領域拡大

重点テーマ 2 社会価値創出に 向けたマネジメント システム変革

基本方針

コクヨは、自ら実験し、商品サービスを通じてお客様の体験をデザインする事で、次の時代の「働く、学ぶ、暮らすスタイル」
を提案し続けてきました。多くの環境問題や社会課題がある中で、未来に向けて全社員・全事業が協働してサステナブルな社会の実現に貢献すべく、マネジメントシステムの変革に臨みます。パートナーやお客様との共感の輪を広げる事で、イノベーションを創出し、たくさんの社会課題を解決していきます。

2030年実績 2024年目標 2030年チャレンジ目標 アウトカム
未来のヨコク実験数 15個
(2022年からの累計 22個)
未来のヨコク実験数 8個以上
(累計30個以上)を目指します。
コクヨの新規事業や既存事業が社会を巻き込み課題の解決を牽引している。
社会価値と経済価値を両立している売上高 100%
全事業協働で環境/社会に貢献し、共感の輪を広げ社会課題解決を牽引する。
サステナビリティに関する活動への参加
50.4%(前年 27%)

国内連結会社 直接雇用社員を対象としたアンケート

社員の100%がサステナビリティに関する活動に参加している状態を目指します。 コクヨ人材があらゆるところで活躍し社会をより良くしている。
社会課題解決に関わる人材 100%

2030年までに、新規事業・既存事業の全てが社会課題の解決に貢献している状態を目指します。そのために、2024年までに「未来のヨコク実験数」を増やすべく、ステークホルダーとの共感の輪を広げ、社会課題解決を牽引するための新たな実験や事業創出に対し、継続的に経営資源を投入してまいります。また、2030年に社会のあらゆるところでコクヨの人材が活躍することを目指し、各部会タスクフォースメンバーで検討したサステナビリティに関する活動を日常業務に組み込むとともに、社内外への啓発・発信イベントを行うことで社会全体の気運醸成を図ってまいります。

目標達成に向けた施策

2024年までに「未来ヨコクの実験数 30個」、「サステナビリティに関する活動への参加人数100%」を目標としています。
2023年は、探求学習領域における新規ニーズの事業化として、多様化するワークスタイルやライフスタイルに合わせた、次世代の家族コミュニケーションをサポートする新ブランド「Hello! Family.」を発表しました。これはスマートフォンアプリと、4種のIoTデバイスで、家族が離れていても「今、どこで、何をしている」を楽しみながら手軽に伝え合うものです。未来ヨコクの実験数は毎年着実に増加しており、2024年は複業支援や中高生のまなび空間などの実験を通じた事業化に挑戦してまいります。

未来ヨコクの実験数の推移

未来のヨコク実験:THE CAMPUS FLATS TOGOSHI

人生100年時代の到来で、副業や学びなおし、社会貢献活動など、自己実現のための可処分時間を使う人が増え、「働く」と「暮らす」はますます切り離せないものになっています。そのような中、コクヨはこれまでのオフィスや店舗の空間デザインを通して働く人々をサポートしてきたノウハウを活かして、2023年9月に東京・戸越のコクヨ社員寮(1990年竣工)をリノベーションし、「THE CAMPUS FLATS TOGOSHI」をオープンしました。本施設は、全39戸の賃貸住宅、「いつかやりたかったこと」を試せるスタジオ、街との接点となるフードスタンドを併設した複合施設です。この施設では、「 プロトタイプする暮らし」をコンセプトに、利用者が普段の生活の中で「いつかやりたかったこと」を気軽に試すことができる場を提供するとともに、次のライフステージを模索する大切な時間を提供しています。

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プロジェクトメンバーの声

働き方や暮らし方が多様化し、”どう生きるのか?”という選択肢が飛躍的に増えている今。
コクヨの強みである体験デザインを通して新たなライフスタイルを提案したいという想いから本プロジェクトは立ち上がりました。街に開かれたスペースと新たなコンテンツ創出により気軽な挑戦を促すだけでなく、会社以外の繋がりや自分らしさを感じられる居場所を作り、地域コミュニティ形成や交流を促進する役割も果たしたいと思っています。

経営企画本部
イノベーションセンター
暮らし探求ユニット ユニット長

荒川さん

社会課題解決への参画を促す仕掛け:つなげるーぱ!

コクヨは、2023年10月に文房具を利用する日本全国の子供たちと、ノートの作り手であるコクヨ、さらに資源再生に取り組む人々がひとつになり、地球環境をどう守っていくかを考える「つなげるーぱ!」という環境学習プログラムを開始しました。このプログラムでは、使い終えたノートを子供たちが主体的に回収し、再びノートの一部の原料として生まれ変わった製品を手にするプロセスを通じて、社会を循環型に変革し、持続可能な未来を一緒に考える体験を提供しています。2023年度は86校、約2.15万人の児童に参加いただき、1.5万冊 約2トンのノートを回収しました。また、2024年3月には「つなげるーぱ!」の取り組みで全国の小学校から回収した使用済みのノートを、新しいノートの表紙に再利用した「キャンパスノート<つなげるーぱ!>」を発売しました。今後もこのような仕掛けづくりにより社員の自律的な取り組みを促進してまいります。

キャンパスノート<つなげるーぱ!>

キャンパスノート<つなげるーぱ!>

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