
答え:24年振りに一新されたコクヨのロゴマークです。
本連載第二回でご紹介したように、コクヨはこれまで何度かロゴマークを更新してきました。1917年に初めて登録されたロゴマークは、桜をモチーフにした図柄に社名を埋め込んだものでした。この図案はその後、ディテールを修正するくらいの、いわゆるマイナーチェンジがあっただけで、60年以上も使われたこともあって、年輩の方には、このマークを見ると懐旧の念にかられる方が多いようです。

| 1981年〜2005年まで使用されたロゴマーク |
次に全面的に改訂となったロゴマークは、1981年のCI導入に際して一新されたものでした。これは、シンプルなアルファベット書体に赤いアクセントを入れたデザインで、24年間にわたって、広く親しまれてきました。
そして昨年、創業100周年を迎えるにあたり、コクヨはCIを更改し、新しいコーポレートロゴを決定しました。今回の新ロゴは、単に100周年を記念するためだけのメモリアルなものでは決してありません。それは、コクヨが2002年から取り組んできた“構造改革”の集大成として、2004年に全事業分社・持ち株会社制に移行し、これによって、従来のコクヨとは異なる新しい「コクヨ・グループ」が誕生したからです。新しい組織には、それを表現する新しいデザインが必要です。また、「お客様の価値観の変化に合わせて経営・事業の内容・形態をスピーディーに変えていく」というコクヨの企業姿勢を、より明快に表明する必要もありました。
こうして決定された新しいロゴマークは、コクヨ・グループが目指すブランドイメージ、「躍動感」をテーマにデザインされました。まさに躍動感溢れるそのタイポグラフィーは、同時にすべての文字を連結させることによって、コクヨとお客様、およびコクヨ・グループ各社間の「絆」を表現しています。また、「躍動感」をお客様に対してより強くアピールするために、シンボルマークとしての「Kマーク」も一新、これはプロモーション活動などに使用されます。
さらに、グループ各社には、それぞれ独自のコーポレートカラーが設定されました。統一ブランドとしての共通のブランド・マークでグループの一体感を表現しつつ、各社が独立した企業としてアイデンティティを発揮することをねらったものです。
なお、コクヨの広告やこのHPでもおなじみのブランド・メッセージ・ロゴ(ひらめき、はかどり、ここちよさ)は、今回更改されたCIでも、そのまま使用されることになり、新ブランド・マークと組み合わせて使用する場合と、単独で使用する場合のデザインが決められました。
最終回 創業100周年を機に新しくなったモノとは何でしょう



