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間伐材の有効利用

間伐材を利用すること

間伐という言葉には、どうしても「成長の悪い木を間引く」といった嫌なイメージがつきまといます。でも実際はそうではありません。
間伐にはさまざまな目的があり、例えば、地面にもっと光が当たる森にするためにあえて経済価値のある木を間伐することもあります。しかし多くの森では木を運ぶ路網が整備されていないために、こうした木がその場に捨てられてしまっています。捨てられている間伐材をきちんと活用できれば、森を守る山村も豊かになるはずです。

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コクヨの挑戦。
間伐材から、木の新たな
価値をつくります。

間伐は、CO2の吸収や生態系の維持、水源涵養(かんよう)といった森林本来の機能をよみがえらせ、間伐材は「森林保全」という意義をもった新しい付加価値商品を生み出します。コクヨが目指しているのは、これらを軸とした「環境と経済の好循環」を実現すること。
「結の森」のパートナーである四万十町森林組合は、以前から間伐材製品を製造・販売することについて前向きな活動をされてきました。コクヨはこうした森林組合とともに、より高い付加価値をもった製品づくりを進めたいと考えています。

集成材とは

手間がかかる分、高品質で、その品質にムラが少ない集成材。

間伐された木は、質の良いものは無垢材になり、そうでないものは厳しい品質管理のもとで加工され、集成材になります。集成材とは断裁した板材を縦横に接合して再構成した木材のこと。手間がかかりますが、その分、大きな節や質の悪い部分を排除できます。また小片の状態で品質を揃えていくため、安定した品質が得られます。集成材は湿度変化による割れ、変形、反りなどが現れにくいことも特長。
高品質の無垢材に劣らぬ、利用価値の高い木材になります。

集成材づくりの流れ
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24時間体制で1週間、じっと見守り強度を高めていきます。

木材として利用する時にもっとも重要なのは、長く使い続けても安定した強度を持続できるかということ。トラブルの多くは、木の含水率に起因します。
含水率が高いと、やがて乾燥して割れやヒビが生じてしまう場合があります。
結の森で伐採した間伐材は、加工時にゆっくり時間をかけて乾燥させることで強度をコントロールしていきます。
ちなみに四万十町森林組合では24時間体制で1週間、じっくり時間をかけて強度を高めています。こうした作業が可能な森林組合は、まだ全国でもそう多くはありません。

製品として厳しい審査をクリア。コクヨもバックアップしています。

日本農林規格(JAS規格)では、集成材そのものに厳しい基準があります。
試験方法や接着に使う素材なども規定され、さまざまな審査をクリアしなければなりません。 さらに商品化にあたっては、コクヨの品質管理があります。製品企画・設計の各段階から、綿密な打合せが重ねられ、コクヨ独自の基準によって試作段階から何項目にもわたる品質チェックが行われます。 
新たな価値をもつ「間伐材製品」だからこそ、より高い品質を求めなければならない。それは、コクヨ自身の挑戦でもあるのです。

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間伐材を利用したオフィス家具

間伐材家具

コクヨはオフィスを「都市の中の森」にするべく、間伐材を使った家具づくりを進めています。
木材には炭素を固定する機能があり、その材を多く使うことは温暖化防止にも貢献します。
また、木材は使い込むと風合いを増し、使うたびに木のぬくもりを感じ、年を重ねるごとに独特の風合いになります。オフィスの日常が日本の森と繋がっています。

> 詳細はこちらをご覧ください
https://www.kokuyo-furniture.co.jp/products/public/ecologyfurniture/products.html

納入事例紹介

コクヨ品川オフィス役員フロア

コクヨの品川オフィスにある役員フロアは、ヒノキの香りが新鮮な「結の森」間伐材家具で揃えています。この空間では、美しくやさしい木の味わいに癒されるばかりではありません。「企業が行う森林保全」という活動は、言葉だけでなかなか実感しにくいもの。このフロアでは、それが目で見て、触れられるかたちで身近に存在しています。それは何より、働いているコクヨ社員自身の意識を高めてくれるものでした。
「エコ意識を自然に身につけられる空間づくり」という、コクヨからのご提案。企業の皆様には、ぜひ社内の意識改革の一選択肢としてご検討いただければと思います。

> その他納入事例はこちらをご覧ください
http://www.kokuyo-furniture.co.jp/products/public/ecologyfurniture/jirei.html

カウネット結の森シリーズ

間伐材を使用した商品づくり

カウネット結の森シリーズは、間伐されたヒノキ材を利用したカウネットオリジナル商品です。結の森シリーズでは、あえて塗装を施さない(オフィス家具・時計は除く)ことで、天然のヒノキの香りをそのままにお届けしています。また、ピンク色の美しい木肌と優れた耐久性をもつ四万十ヒノキは、使い込むほどに手になじみ、時とともに味を増し変化する美しい木目をお楽しみいただけます。

> カウネット結の森シリーズの詳細はこちらをご覧ください
http://www.kaunet.com/kaunet/grp/K0016/13313/