昨年に引き続きコクヨとコクヨファニチャーに対して交付されました。
10月21日、「結の森」によるCO2吸収量を高知県が認証する「CO2吸収証書」が、昨年に引き続きコクヨとコクヨファニチャーに対して交付されました。
これは、高知県の「環境先進企業との協働の森」事業に「結の森」がパートナーとして参画していることから、県によって発行されるもの。平成19~21年度に間伐を行った森林が今年4月から来年3月末までに吸収するCO2量として、コクヨは3,289t、ファニチャーは237t(※3)が認証され、高知県林業振興・環境部の臼井部長から吉本役員とコクヨファニチャー 蛭子部長に対して、それぞれ吸収証書が手渡されました。
- ※1.昨年2009年度より「協同の森」事業に参画していたコクヨオフィスシステムは、2010年7月1日をもってコクヨファニチャー株式会社に統合されました。今後は、コクヨファニチャー株式会社として、事業に参画していきます。
- ※2. 2009年4月1日~2011年3月31日
- ※3. CO2吸収量の計算方法
高知県林業振興・環境部の臼井部長から吉本役員とコクヨファニチャー 蛭子部長に対して、それぞれ吸収証書が手渡されました
吸収量は、高知県林業振興・環境部による現地調査の結果をもとに下記の式によって計算され、さらに日本大学大学院法務研究科小林紀之教授を委員長とする「CO2吸収専門委員会」の審査を受けたものです。
吸収量算出式
吸収量=(蓄積増分)×(拡大係数)×(容積密度)×(炭素含有量)×(二酸化炭素換算係数)×(間伐面積)
蓄積増分
森林1haあたりの木の幹だけの体積の増加量(m3)。
樹種、樹高、林齢から地位級を求めて、その地位級の民有林収穫表から求めます。
拡大係数
幹だけの体積を、枝、葉、根を含む樹木全体の体積に換算するための係数。
結の森に多い20年以上のヒノキの場合は、1.56と決められています。
容積密度
樹木の体積を乾燥重量に換算するための係数。ヒノキの場合は、0.314と決められています。
炭素含有量
樹木の乾燥重量に締める炭素の比 率で、ヒノキの場合は50%です。
二酸化炭素換算係数
炭素の重量を二酸化炭素の重量に換算するための係数。
炭素と二酸化炭素の分子量の比なので、44/12です。
間伐面積
間伐を実施した森林の面積(ha)。
「結の森」のさらなる活用方法を模索
間伐をすることでなぜCO2の吸収量が増えるのでしょうか。その訳は、混み合った森を間伐することで日当たりや通風が良くなり、残った木々が健全に育つことにより、CO2吸収源としての機能がよみがえるからだと言われています。
右の写真は間伐の施業風景。間伐材の一部は、集成材工場にてカウネットやファニチャーの商材に生まれ変わっている
間伐の施業風景
「結の森」では、コクヨ分として245ha(平成19~21年の合計)、ファニチャー分として31haの間伐を行い、その成果、合計3,526tのCO2吸収量として算定されました。この吸収量は、オフィス家具を製造するコクヨファニチャー芝山工場が2009年に排出した3,163tのCO2を全て吸収できる量でもあります。
コクヨとコクヨファニチャーそれぞれに交付された吸収証書
現在、高知県では森林吸収をカーボンオフセットのクレジットとして利用できる「高知県J-VER制度」を構築していますが、コクヨではこの制度への参画も視野に入れ、「結の森」の活用を図っていきます。