人間尊重

ダイバーシティ推進

企業が成長し、発展し続けるために不可欠な取り組みとしてダイバーシティを推進しています。「社員一人ひとりが本来持っている能力を発揮するため、さまざまな境遇や価値観を認め合い、多様な働き方を実現できる環境をつくりあげていくこと」として、取り組みを進めています。

  1. ▼ 活動ハイライト
  2. ▼ 考え方
  3. ▼ ワークライフバランスの実現
  4. ▼ コクヨKハート グループに欠かせない"業務改善パートナー"を目指して

障碍者雇用の職域拡大を目指し、日本初の農業生産法人を運営

障碍者雇用の職域拡大を目指し、日本初の農業生産法人を運営

ほうれん草特有のえぐみやアクが少なく、下ゆでなしで生のまま食べられるサラダほうれん草

ほうれん草特有のえぐみやアクが少なく、下ゆでなしで生のまま食べられるサラダほうれん草

コクヨは戦前から、創業者の強い想いから障碍がある社員とともに歩んできました。当時の「障碍者を特別扱いせず持っている能力を最大限に生かす」という考えは、今も引き継がれています。

2006年に設立された特例子会社ハートランドは、障碍者(知的・精神)7人を含む19人が所属し、特例子会社としては日本初の農業生産法人として、サラダほうれん草の水耕栽培を行っています。障碍者雇用の職域拡大を目指し、新たなビジネスモデルを模索していた際に、障碍者を雇用する農業生産法人と出会ったことがきっかけです。

できるだけ簡単な言葉を使って繰り返し伝える、必要な情報は見やすいように貼り出すといった工夫により、障碍者の社員は種まき、収穫、計量、包装、出荷作業から収穫後の栽培ベッドやタンクの洗浄まで、ほとんどの作業に携わっています。サラダほうれん草は通年収穫できるため、社員は常にフル稼働し、計量・包装作業には近隣の障碍者施設から応援に来てもらうほどで、地域の障碍者雇用促進に貢献しています。

ハートランドのほうれん草の一番の特徴は"品質"。傷みやすい下葉や根などを手作業で除去し、食べられる葉部分だけを出荷することで、美しい状態が長持ちします。知的・精神障碍者の社員は、一つのことを継続して行える点に強みがあります。障碍者の社員が自分の業務をきっちりと行い、丁寧に仕事をしていることが確かな品質に繋がっているのです。

こうした取り組みが信用となり、現在の年間出荷量は52トン。量販店から百貨店、レストランにも販売しています。今後は、レシピ提案などでサラダほうれん草の魅力を訴求し、価格競争に巻き込まれない高い品質を維持しながら、商品の安定供給と安定した雇用を図っていく考えです。また、挨拶や掃除、身だしなみといった社会生活に必要な指導も行うことで、さまざまな面から障碍者の社員の自立や成長を支えていきます。

※特例子会社とは、障害者の雇用の促進等に関する法律の規定により、一定の要件を満たした上で国の認可を受けて設立された子会社のこと。特例としてその子会社に雇用されている労働者を親会社に雇用されているものとみなして実雇用率を算定できる。

考え方

ダイバーシティの基本的な考え方

「社員一人ひとりが本来持っている能力を発揮するため、さまざまな境遇や価値観を認め合い、多様な働き方を実現できる環境をつくり上げていくこと」として、下記4つの基本テーマに添って取り組みを進めています。

表
ダイバーシティに取り組む意義の共有 働きやすい風土の実現に向けた意義の共有 能力を活かす風土の実現に向けた意義の共有 制度構築・浸透 柔軟な働き方を実現する制度づくり 諸制度の社内浸透 ワークライフバランスの実現 仕事と私生活の両立ができる環境づくり 生産性の高い働き方の実現 多様な人財の活躍支援 国籍、人種、性別、年齢、宗教、学歴などに関わらず、多様な人財の活用 女性活躍推進

制度構築・浸透

仕事と出産・育児・介護の両立がしやすい環境を整えるため、法定以上の制度の充実を図っています。(下線部は法定以上)

育児・介護支援を目的とする主な諸制度※
産前産後休暇 産前産後合わせて14週間(多胎児妊娠の場合は22週間)
配偶者
出産休暇
配偶者の出産時に認められる休暇、1回につき2日
育児休業 子どもが1歳到達後の4月末まで、もしくは1歳6ヶ月に達するまでのどちらか長い期間まで(4月生まれの場合に限り満2歳の4月末日)  ※パパ・ママ育休プラス(夫婦で育児休業を取る場合の期間延長措置)制度を含む
子の看護休暇 小学校就学始期まで、1年間に5日、2人以上の場合1年間に最長10日まで(半日単位での取得も可)
介護休業 要介護者1人につき、通算183日まで(3回まで分割取得可)
介護休暇 要介護者1人につき、1年間に5日、2人以上の場合1年間に最長10日まで(半日単位での取得も可)
短日・短時間勤務
  • 育児:子どもが小学校3年修了時まで
  • 介護:要介護者1人につき3年まで
在宅勤務 1日単位(年間52回まで)または時間単位での取得が可能
  • 育児:子どもが小学校3年修了時まで
  • 介護:最長3年
再雇用制度 結婚・出産・育児・介護・配偶者の転勤・留学・ボランティア・転職、及びその他会社が認めた事由により退職した正社員が対象

※ コクヨ及び主要子会社の制度(原則フレックス勤務は全社員利用可能。コアタイム設定の無いフレックスタイム制度を導入)

※ 関連情報「育児休業・介護休業取得者数

ワークライフバランスの実現

くるみんマーク

コクヨグループではワークライフバランスに配慮して、働きやすい環境づくりに努めています。
これらの取り組みが認められ、2016年12月末現在、グループ4社が「くるみんマーク」を取得しています。
「くるみんマーク」は、少子化の改善を推進する厚生労働省が次世代育成支援対策推進法に基づいて「子育て支援に積極的な企業・団体」に交付しているマークです。

【取得会社】(2016年12月末現在)
コクヨ(株)、(株)カウネット
コクヨマーケティング(株)、コクヨエンジニアリング&テクノロジー(株)

「在宅勤務制度」や「コアタイムの無いフレックスタイム制度」の導入

コクヨでは、育児・介護で時間や場所に制約のある社員を対象として、1日単位または時間単位での在宅勤務制度を導入しています。朝、出勤するまでの時間や、帰宅後、家事を済ませてから就寝するまでの隙間時間を効率的に使うことで、育児と仕事にしっかり取り組むことができます。

また、コアタイム設定の無いフレックスタイム制を導入し、働く時間を柔軟にすることで、ワークライフバランスの充実と生産性向上の実現を目指しています。

新しい働き方の一環でチャレンジした冬休み社内学童1Dayトライアル

お母さんの職場で一緒に自習をする子ども

お母さんの職場で一緒に自習をする子ども

12月26日、ファニチャー事業本部は、以前より推進している「新しい働き方トライアル」の一環として、品川、霞ヶ関に勤務する社員の小学生の子どもを対象に、品川オフィスで社内学童1Dayトライアルを開催しました。

保育園とは異なり、小学校には夏休みや冬休みなどの長期休暇があるため、学童などに通っていない児童は一人で過ごす時間が多くなります。一方、親も子どもにあわせて長い休みを取ることは困難です。こういった背景を受け、社内学童トライアル事務局では、小学生の子どもや親のストレスを少しでも軽減し、安心して継続的に働ける状態をつくるための試みとして、今回の1Dayトライアルを実施しました。

参加した子どもたちへのアンケートからは、働く親を応援する気持ちが高まった、といった意見が多く寄せられました。今回のトライアルで得た経験やアンケートの結果を生かし、さらにさまざまな取り組みにチャレンジしていきたいと思います。

企業の枠を越えた取り組み

ダイバーシティを推進するために、企業の枠を越えた連携も図っています。

イクボス企業同盟に参加しています

イクボス企業同盟

ファザーリングジャパンが発起人であるイクボス企業同盟に2014年12月の発足以来参加しています。
部下が育児や介護、病気などで時間制約のあることを理解しながら、社員一人ひとりの能力を生かし、組織として成果を出すためには、マネジメントの意識改革が不可欠です。「イクボス企業同盟」に参画することにより、同じ課題意識を持つ先進企業と知見を共有し、自社のダイバーシティマネジメントのあり方や働き方、職場風土を見つめ直す機会にしたいと思っています。参加企業間の協働により、新しい時代の理想の上司(イクボス)像を考え、育成していくとともに、新しい「働き方」を提案する企業として、お客様の課題解決にも繋げていくことを目指します。

「ダイバーシティ西日本勉強会」での活動

関西の企業約50社が集まる「ダイバーシティ西日本勉強会」に参加し、情報共有やネットワーク構築を行っています。さまざまな企業のダイバーシティ推進担当者が集まり、働き方改革や、障碍者の活躍支援、育児・介護の両立支援などのテーマで意見交換しながら、学んだことを自社の取り組みに生かしています。

「理想の働き方4社会合」での活動

社員一人ひとりが活躍できる環境づくりを目指して、同じ課題意識を持つ4社が集まり、理想の働き方を考える会を立ち上げました。
2016年には、ライフイベントとの両立に不安を持つ女性社員を対象にして、ロールモデル(育児経験者)との座談会を開催しました。参加社員にとって、両立の不安や悩みが軽減され、自分のキャリアを考える機会の1つになりました。
今後は、男性社員を対象とした異業種交流セミナーにも取り組む予定です。

コクヨKハート グループに欠かせない"業務改善パートナー"を目指して

障碍者39人を含む86人が勤務(2016年3月末現在)

障碍者39人を含む86人が勤務(2016年3月末現在)

コクヨグループでは、1940年より本社工場で障碍者雇用を開始して以来、ともに働く職場づくりを続けています。2003年には障碍者雇用のための特例子会社「コクヨKハート」を設立。設立当初は、カタログやリーフレットなどの印刷業務を行う外注先の一つでした。しかし今、グループの一員として「障碍者雇用の会社」から、業務改善パートナーとして「なくてはならない会社」へと成長しています。

すでにステーショナリー事業本部からは、開発書類作成や市場分析などの業務移管が進んでおり、「障碍者が担う業務=単純作業」という概念を打破するさまざまな事業にチャレンジしています。

ワードバンク

カーソルを赤い下線が引かれている用語の上に合わせると、横に解説が表示されます。

使用例
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