UNIVERSAL DESIGN ユニバーサルデザイン

コクヨには、できるだけ多くの人にとって使いやすい製品を目指して開発された、
たくさんのユニバーサルデザイン製品があります。

プニョプニョピン誕生秘話
画びょうをもっと安心して、使える道具にしたい。
コクヨのユニバーサルデザイン商品群の中でも、可愛さでは一、二を争うプニョプニョピン。誰でも使う道具なのに、針が付いている「画びょう」を、いかに安全な商品にするか。それに挑んだ開発者・田中茂一さんのお話を聞いてみました。
プニョプニョピン開発者田中茂一さん
プニョプニョピンの開発って、
そもそもいつから始まったんでしょう?
あれは確か、1998年の夏ごろですね。
当時、もうユニバーサルデザインって
概念はあったのかしら?

いえいえ、まだ世の中ではあんまり認知されてませんでしたねえ。

だから、まずは「クリップだとか画びょうに、ユニバーサルデザインを取り入れたら、一体どんなものが出来上がるんだろう?」ってところから考え始めたんです。

つまり、今までの画びょうって、使ってるときにどんな不都合があるのか、そこから調べることにしたわけです。

画びょうの不都合な真実。

そしたら、「手や指に針が触れると痛い」だとか「靴の裏に刺さっちゃった!」だとか、いろんな声が上がってきた。

そもそも画びょうって、小学生の子供も使うし、おじいちゃん、おばあちゃんも使う。 誰でも使う、慣れ親しんだ商品なのに、なんと針が付いてる道具なんです。

うん、考えようによっちゃ、ちょっと怖い。

となると、ユニバーサルデザインとしては、もっと安心して使える道具にしたいと、方向性としてはそうなってきたわけです。

改善すべき部分は、「針が常に露出していない」、そうして「刺したいときだけ針が出ている」というイメージだなと。でもそれだけじゃダメなんです。刺した画びょうは、抜くときは抜けやすくなきゃいけない。

そうか、あの画びょうのお尻って、爪が入りにくいんですよね。定規差し込んで抜こうとしたら、ぴょ〜んと飛んでっちゃったりして。
それで落ちた拍子に、針が上を向いちゃう。そうすると靴の裏に刺さっちゃう。ね? 「抜きやすい」のと「落ちても針が上を向かない」 こと、これも大事なポイントでしょ?
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