中国No.1ノートメーカーのM&A(事業承継)を合意

中国内でのバリューチェーンを整備し、ノート市場でトップシェアを獲得へ

発表日:2011/11/22

記載の内容は発表時のものです。

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コクヨグループのコクヨS&T株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:森川卓也)は、現在、2012年夏頃の稼動予定で中国・上海市奉賢区にノート工場を建設することを既に発表しており、2020年にはステーショナリー事業で年間売上100億円を目標としています。これを実現するため、今般、中国No.1のノートメーカーである何如文化用品(深圳)有限公司の事業を承継することを合意いたしました。
今後、具体的内容の協議に入り、来年夏ごろの事業承継を目指します。

何如文化用品(深圳)有限公司は創業22年のノートを中心とした紙製品製造・販売会社で、中国の無線綴じノート市場の中で高品質ノートとして抜群の認知度を誇る「Gambol」ブランドを展開するトップメーカーで、大きな生産能力と中国全土で広範な卸販売網を有しています。

今回の事業承継の主な対象範囲は、「Gambol」ブランドの商標、紙製品の生産設備(小型汎用機~無線綴じノート製造機など総数300台)、販売網(中国全土に販売店約5,000店舗を帳合に持つ卸70社との販路)などです。
この事業承継により、上海奉賢区に建設する新工場のノート生産設備(深圳より移設)を一気に獲得します。この生産体制ができあがることで企画・開発、現地生産、販売までのバリューチェーンの構築が整い、内需獲得体制を確立し、コクヨの中国ノート事業は、一躍トップシェアとなります。
さらに、将来的には、ノート以外の文具の企画・開発も行い、本事業承継で獲得する流通網を有効活用することで、2020年の目標である売上高100億円実現に向けて事業拡大を行っていく予定としております。

なお、本事業承継は、コクヨS&T株式会社の子会社である国誉商業(上海)有限公司が行います。同社では既に中国市場でCampusノートの販売を行っており、2010年には40社を超える大手有力卸との取引を通じ約200万冊(日本からの生産輸出)のノートの販売実績を上げ、本事業承継の円滑な移行に向けた活動体制を整備しております。

以上

【ご参考】


■コクヨグループのアジア展開戦略
当社は現在、国内・海外市場とも顧客への提供価値にこだわり、その価値を最大化していく開発・生産・販売・物流のバリューチェーンを体現する「事業機軸」の経営を掲げており、アジア各国においても、その市場ごとに、成長する内需を獲得するバリューチェーンを構築することを基本戦略においています。また、将来的には、当社が各国で構築するバリューチェーン上の商品が、当社含め各国の流通網に相互乗入する、「アジア企業」へと成長することを目標とし、10年後には売上高の海外比率を現在の3%から30%以上まで引き上げる計画です。
すでに、ベトナムでは独自に生産・販売一貫体制を構築し本年度からノートの本格販売の展開を開始し、今年度は15百万冊の販売が見込まれています(前年度:3.2百万冊)。
また、10月にはインドの画材・筆記具のトップメーカーであるカムリン社の株式を過半数取得し、コクヨカムリンとしてインド市場への本格的な進出を進めています。

■ 何如文化用品(深圳)有限公司の概要
(1)本社所在地 : 深圳市文錦中路海麗大厦麗都閣27G
(2)代表者 : 何 作如(董事長、国籍:フィリピン)
(3)設立時期 : 1989年
(4) 従業員 : 300名
(5)資本金 : 3,000千米ドル
(6) 売上 :  65百万RMB(2010年度12月期)

■ 国誉商業(上海)有限公司の概要
(1)商号 : Kokuyo Commerce(Shanghai)Co.,Ltd.
(2)本社所在地 : 上海市工業総合開発区遠東路777
(3)代表者 : 井上雅晴(董事 総経理、国籍:日本)
(4)設立時期 : 2005年3月
(5) 従業員 : 120名
(6)資本金 : 58,000千米ドル
(7) 売上 : 2億RMB(2010年度12月期)

■ 上海工場の計画概要
(1)操業開始 : 2012年夏頃を予定
(2)所在地 : 上海市奉賢区・上海工業総合開発区
(3)敷地面積 : 30,134平米
(4)延床面積 : 21,284平米
(5)生産品目 : ノートなど紙製品を中心とする文具
(6)従業員数 : 約300名
(7)総投資額 : 約20億円
(8)売上目標 : 2020年 100億円

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