CSRマネジメント
リスクマネジメント/BCP(事業継続計画)
大規模災害や新型インフルエンザ発生時の事業継続や復旧のために必要な対策・手順について、計画を立て、準備を進めています。
BCPの策定と実施
コクヨグループでは、2007年から、自然災害により工場やオフィス機能に被害が生じた場合を想定したBCP(事業継続計画)の検討・策定に取り組んでいます。
2009年度は、首都直下型地震をはじめとした大規模地震対策を策定し、安否確認訓練や帰宅困難者対策等、総合的な防災訓練を実施することによって実効性を検証しました。
また、訓練時に災害用物資の公開や災害物資交換作業を社員で実施することにより防災意識向上を図りました。
具体的な取り組み
1)安否確認システムの構築と訓練の実施
大規模な地震発生の際に、コクヨグループ社員の安否確認を迅速に行う仕組みとして、2006年から、携帯電話、パソコン、固定電話などの社員各人が持っている連絡手段の登録・管理による安否確認システムの運用を開始しています。
安否確認システムについては、年に4回、システムの利用・行動マニュアルに基づく訓練を実施しており、応答率の把握と公開、社員への啓発活動を継続して行っています。今後は休日に安否確認訓練を実施することも検討しています。
2)大規模避難訓練の実施
平日に直下型地震が発生した場合を想定して、日ごろから地震対策の強化と訓練の実施を定期的に行っています。2009年度は、事業所訓練や対策本部訓練を実施しました。訓練実施を通して得た課題を改善し、防災手順書を実践的な内容に改定しました。
3)新型インフルエンザ対策
2009年4月28日のWHOによるパンデミック・フェーズの引き上げ、わが国の新型インフルエンザ対策本部の立ち上げを受け、当社においても同日「コクヨグループ新型インフルエンザ対策本部」を設置し国内外の状況確認や当社における感染予防策の実施、感染者発生時の対応を行いました。感染者は重症化の例はなく、いずれも数日で出勤再開となりました。自宅療養期間がやや長くなったこともあり、それまでの季節性インフルエンザを発症した場合よりも業務への影響は大きくなりましたが、事業所閉鎖等の大きな問題には至りませんでした。今回発生した「新型インフルエンザ」について当面は現状の体制で感染予防と感染拡大防止を進めていきますが、H5N1型鳥インフルエンザのヒト−ヒト感染など、今後起こり得る事象に対応するためBCPの策定など準備を整えていきます。

- 本社で行われた防災訓練

- 災害用備蓄物資の公開

- 社員による備蓄物資交換作業
認証の取得
コクヨファニチャーでは、2007年度からBCP実施のためのパイロット事業会社として、サプライチェーン・マネジメント(SCM)における重要業務を対象にリスクの洗い出しや評価、復旧シナリオの策定などの整備などを進めてきました。2008年度には、オフィス家具・建材の製造・出荷および顧客対応において、事業継続マネジメントシステム(BCMS: Business Continuity Management System)の実質的な国際規格である「BS25999※1」の認証を、オフィス家具業界で初めて取得しました。
※1 組織が災害、疫病などによる事業中断の影響を最小限に抑え、事業継続上の脅威に対処する能力を明示するための指針です。BSI(英国規格協会)より、2006年11月に行動指針(パート1)、2007年11月に認証規格(パート2)が公表されています。
