グランプリ


 
「roots」/ワーキングテーブル
 作:浅沼 尚

イメージ
   
 

テーブルの脚とケーブルカバーに連続性を

持たせることにより、ケーブルラインをスマートに処理し

構造体としても機能している。

   
  作者プロフィール
 
作者写真 浅沼 尚


2001年  慶應義塾大学大学院理工学研究科 修了

2001年
〜現在

株式会社東芝 デザインセンター 勤務


   
  審査員コメント
 
山中俊治 (審査員長) 工業デザイナー
オフィスにおける配線の取り回しは、様々なデザイナーが取り組んできた問題であるが、未だに決め手がない。本作品は私たちの仕事の「よりどころ」である情報とエネルギーのラインを、「根」に見立てることによって、デスクの物理的な構造に一体化させている。特に複数を並べたときに、互いの構造が補完し合ってネットワークが形成されるというアイデアは現代的で美しい。ディティールの処理も完璧で、実現性の高い提案である。

柴田文江 インダストリアルデザイナー
カタチによって「つながる」と「ケーブルを整理する」という機能を生みだし、使われるシーンと空間へ美しい影響を及ぼすデザイン。コクヨのオフィス家具にはないテイストだが、人が長い時間を過ごす仕事空間において、しっとりとしたフォルムの表情が働く意識に豊かさをもたらすと思えるところを評価した。

水野学 アートディレクター
私自身「変わったものといいものは違う」という考え方でデザインしている。しかし、これだけ多くの作品を見ていると、中には頓知比べのようなものも少なくない。机という普遍的な物体を真っ正面からデザインし、細部にまでこだわった、好感の持てる作品。

黒田章裕 コクヨ株式会社代表取締役社長
コミュニケーションとケーブルマネージメントというオフィス家具における王道の二大要素をテーマとした提案であるが、そのテーマをよりどころとして美しい造形にまとめていることが素晴らしい。使い勝手や作り方を含めた構造という点では多少の課題はあるものの、なにより造形的な美しさがそれ以上に魅力的で、デザインコンペのグランプリとしてふさわしい作品であると思います。

 
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