グランプリ

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作品名:the weight of time

審査員コメント

審査員長 佐藤卓
時間という奥行きに重さを結びつけたという作品である。月日が経つのを重さに変換した着眼が秀逸である。物理的にはヒモの長さなど調整しなければ機能しない設計だが、このアイデアはネガティブな意見を越えてその着眼が高く評価された。「奥行き」というテーマに対して、新たな可能性を分かりやすく切り開いていると思う。

石橋勝利
一目見た瞬間に「なるほど」と思った作品ですが、実は「時間を重さに置き換える」というアイデアだけならば、それほど驚かなかったかもしれません。しかし、この吊り秤にして日めくりを下げたところなど、ただのアイデアでは終っていない、見れば見るほど気になるデザインでした。

山中俊治
めくるという「日々の行為」を、「重さ」として計量し、それをバネを介して「高さ」で表す。一連の物理量変換が、結果として時の重さ、はかなさという詩的な情感をかもしだす事に成功している。日常生活にちょっとしたサイエンスを持ち込むことの喜びに満ちた「時を測る機械」である。

吉岡徳仁
このグランプリの作品は、重さ、時間、かたち、という3つの要素をデザインに取り入れ、奥行きというテーマを上手に取込んだ作品だと思います。

黒田章裕
日めくりの「重さ」がバネ秤の目盛りの高さに表れる、という構造上の着眼だけでなく、だれにとっても等しく重要な「時間」の経過を目に見えてしっかりと感じさせるデザインに仕上げた点を評価した。「奥行き」というテーマをしっかり表現した作品である。

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