KOKUYO DESIGN AWARD 2002 UNIVERSAL DESIGN ユニバーサルデザイン ロゴ
記念対談
たくさんのご応募ありがとうございました。
使い手の視点に立った製品をユーザーとともに作り出すことを目的として、広く皆様からデザインを公募し、商品化をを目指として創設された、KOKUYO DESIGN AWARD。
第一回目は、誰にでも使いやすいユニバーサルデザインをテーマに、募集いたしました。応募総数は311点。皆様から多数のアイデアが寄せられました。ひとつひとつの作品について着眼点や考察プロセスの評価及びUDの評価法PPP(プロダクト・パフォーマンス・プログラム)による評価を行い、厳正なる審査の結果、10作品の受賞作品が決定いたしました。
  受賞作品と受賞者名
  ※作品名をクリックすると各作品の紹介ページを別ウィンドウで開きます。 
受賞作品名(カテゴリー) 受賞者氏名
■ グランプリ
Simply Pat(ステープラー) 水野啓之 プロダクトデザイナー

■ 優秀賞(2作品)
ripples note(ノート) 木村寿樹 フリーランスデザイナー
FIT UP(CDファイル) 田辺陽子
Alessandra Rinaldi
Simone Cattini
デザイナー

■ コクヨ賞(1作品)
Pear's(ハサミ) 小池岳男 会社員

■ 審査員賞(1作品)
SHUFFLE TRAY(トレイ) 渡邊武雄 会社員

■ 佳作(5作品)
Wa+Gum(輪ゴム) 金澤みずえ フリーランスデザイナー
カド消しゴム(消しゴム) 神原秀夫 インハウスデザイナー
ワンタッチ安全ピン(安全ピン) 谷口愛弓 学生
wall flower(プッシュピン) 寺山紀彦 アルバイト
WPAP FILM OPENER(フィルムオープナー) 治田将之 工業デザイナー
   
  総評
青木克憲
普段、広告の企画をやっている自分が、このコンペに参加できて、とても楽しく、またうれしく思いました。ユニバーサルデザインということをしっかりと理解したのは、審査員を依頼されてからで、勉強になりました。一点一点の考え方やアイデアを理解することには、時間のかかる審査ではありましたが、獲たものも大きかったと感じています。残念ながら賞に残らなかった作品にも、いいものがたくさんあり、もっと紹介したかった、もっと一般に見てもらいたかった、と思います。早く商品化され、世の中が豊かな社会になるといいなとしみじみ感じました。自分も早く欲しいし!

クライン ダイサム アーキテクツ
ユニバーサルデザインコンペの審査にははじめて参加しましたが、わたしたちはプロダクトデザイナーではないので、ユーザーの立場から作品をみさせてもらいました。自分でも「ほしい」「たのしい」「つかいたい」かどうかをなによりも基準に選びました。ユニバーサルデザインは思ったよりもルールが複雑で、手の不自由な方、老人、こどもなど誰もが使えるように、いろいろな条件があることを知りました。
シリアスな条件をクリアするのは大変なことだけど、そのような堅い・難しいハードルをも越えたウィットに富んだおもしろい作品がたくさんありました。わたしたちもこれからはユニバーサルデザインのプロダクトに関心をもってみるようになると思います。たのしくて誰でも使いたくなるプロダクトがたくさんふえるといいですね

中川聰
第1回目にも関わらずデザインとしての魅力を持った作品が数多く寄せられた事は大変喜ばしい事であった。選考における評価基準に関しても、審査員全員が1つのユニバーサルデザイン達成度をはかる評価基準にのっとった審査を行うという、客観性の高い審査が実現できた事が大変意味深い事であった。
応募されたデザイン提案の多くが、ユニバーサルデザインというテーマに沿ってユーザーの様々な使いづらさや、使いにくさを具体的に研究した上での提案であった事に驚き、且つ大変高く評価できる成果であったとも言える。
今後もコクヨデザインアワードがそうした使い手を重視したユーザー対話型の提案や、様々な使い手に多様なスタンダードで幅広く答えていくようなデザインを次々と生みだしていく良い機会になって頂きたいと考える。

パトリシア・ムーア
デザイナーとエンジニア諸君は、常に消費者のために心に描いて想像するモノは、どれもみないつも正しいモノで、いつも最高のモノを作りたいと考えていると、私は以前から信じている。しかし、残念ながら商品の研究開発は心身に障害を持つ者と思われている方々のニーズまでは今まで検討してこなかった。したがって、(デザイン業界の中で)特定なデザインの除外に対する先入観が形になり長い間許されてきた。この偏見に対して“ユニバーサル・デザイン”という新しい解決方法が生まれてきた。
コクヨ・デザイン・アワードは、日常生活において最高にユニークで最高に模範的なデザイン・ソリューションであるとともに、今後ユニバーサルデザインを日本に、世界に広げていくよい機会となるであろう。

モーリー・ストーリー
今回のコクヨデザインアワードは、デザイナーにとって商品のより広い範囲のユーザーを検討しながら、ステーショナリー商品の有用性の最大化を図るのに素晴らしい機会になりました。我々が審査を行ったすべての応募作品は、だれもが喜んで使いたい新商品で革命的な考えが織り込まれ、また有用性の高い特徴を持つものばかりでした。
コクヨ様がすべてのユーザーにとって使いやすい、アクセスビリティとユーザビリティを兼ね備えた製品を、これからのスタンダードとされることでしょう。

※各審査員のプロフィールについてはこちらのページ
  主催者挨拶
コクヨは、1905年の創業以来、良品廉価の社是のもと一貫してお客様視点でのモノ作りを続けてまいりました。21世紀に入り、私たちは今まで以上にお客様との対話型のモノ作りを進めたいと思い「コクヨデザインアワード」を創設いたしました。
お客様のニーズの多様化がすすむ現在、今までのような「大多数のお客様に平均的に満足いただける商品」ではなく、「それぞれのお客様が最大限満足いただける商品」こそがこれからのメーカーに求められているものであり、一人一人のお客様に満足いただくためには、お客様と共に商品を作り上げていくことが非常に大切なことであると考えております。
「誰にでも使いやすい」というユニバーサルデザインの精神は、コクヨのモノ作りの方向性とベクトルが同じであり、また高齢化の進む日本にとっても大切な考え方であることから、第一回目のテーマは「ユニバーサルデザイン」として募集をいたしました。
第一回目であるにも関わらず、311点もの応募をいただきました。応募作品は我々の想像以上にレベルが高く、私は宝の山に出会ったように感じております。
入選された方々をはじめ、ご応募いただきました多くの皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

コクヨ株式会社 代表取締役社長 黒田章裕
募集要項コクヨ ユニバーサルデザインユニバーサルデザインってナニ?記念対談
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